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泣きたい時に読む小説「エターナル・スターダスト」No.3


前回のお話 ↓


第1章 バーチャル


日曜日の昼下がり。

いつものようにゲームの世界にログインすると、メッセージが届いていた。

私が運営するギルドに入りたいという戦士クラスの男の子からのものだった。

「サクヤ...?知らない子ね」

少し迷う。ギルドメンバーを増やすのはいいことだが、知らない子と一緒に冒険するのは不安もある。

しかし、サクヤの自己紹介メッセージが丁寧で、人柄が良さそうだった。

「わかったわ。入れてあげる!」

私は快諾のメッセージを送ると、まもなくサクヤが現れた。

背が高く、鎧に身を包んだ金髪の少年戦士だ。

見た目はかっこいい。

ちょっとドキドキしながら声をかける。

「よろしくね、サクヤ!」

「シュナさん、よろしくお願いします!」

サクヤは丁寧に挨拶を返してくれた。

二人で街を歩きながら、色々な話をする。

サクヤはレベルが高くて戦闘が上手そうだし、会話もほどよく弾んで面白い。

「話が合うわね、サクヤ!」

「そうですね、シュナさん!」

サクヤが満面の笑みを浮かべてくれる。

どことなく見覚えがある顔立ちだった。

ゲーム内のキャラクターは自分で色々設定することができる。

それを自分に似せる人も居れば、私のように全く違う容姿にする人も居る。

とりあえず気にせ、いつも通りにゲームを楽しんでいた。

その後、二人で近くの森にクエスト達成に向かった。

サクヤの活躍で、私も余裕で魔法を放つことができて大勝利。

「サクヤ、すごかったわ!もう少しパーティーのままで居てくれる?」

「はい、喜んで!」

最初のクエストがうまくいった後、私とサクヤはしばらく一緒にパーティを組んでいた。

サクヤはリーダー格のタンクとして、私を含む後衛を守ってくれる頼もしい戦士だ。



ある日のこと、いつものように街で装備品を買っていると、サクヤが声をかけてきた。

「シュナさん、こんにちは。一緒に散歩でもいかがですか?」

「えへへ、いいわよ。私今、装備品を見てたところなの」

「すてきな杖を見つけましたね。シュナさんにぴったりのイメージです」

「そう?ありがとう」

私は少し照れくさそうに頬を赤らめる。

サクヤはいつも丁寧な言葉遣いで、女心をくすぐることが上手だ。

二人して街をぶらぶらしながら、最近の出来事や趣味について語り合った。

会話はどんどん弾み、自然とプライベートな話題に及んでいく。

「え、サクヤも塾に通ってるの?」

「はい、塾通いの多忙な生活です」

こんなふうにゲーム上でも現実の話をするようになり、いつの間にか私たちはリアルな友人のような関係になっていた。


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泣きたい時に読む小説「エターナル・スターダスト」No.4 へ続く…

続きは ↓


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