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泣きたい時に読む小説「エターナル・スターダスト」No.7


前回のお話 ↓


その後しばらく、サクヤからの連絡が途絶えてしまった。

プレイ時間が合わずに会えない日々が続き、寂しい思いをしていた。

ある日、久しぶりにゲーム上でサクヤに出会った。

「サクヤ、久しぶり!」

と声をかけるが、彼は淡々とした表情で小さく手を振るだけだった。

「しばらく会えなくて寂しかったよ」

するとサクヤは視線をそらし、口ごもる。

「実は...リアルで彼女ができたんです」

突然の告白にショックを受ける。

想像以上の現実的な痛手に、言葉が出ない。

「うそ...でしょ?」

「本当なんです...。ごめんなさい」

ショックで体が震え出す。

こんなはずじゃなかったのに...。

それからというもの、サクヤは私に全く会ってくれなくなってしまった。

後日、サクヤからメッセージが届いた。

「ずっと好きでした。ありがとう、さようなら」

そして、フレンドリストから名前が消えた。



サクヤと別れてから数日が過ぎた。

塾で見る彼は相変わらず内気な少年。

私は振られたんだ。話しかけられない。

家に居ても、ショックが大きくてゲームにログインする気力も起きず、部屋で横になっているだけの日々が続いていた。

「どうして...」

思い出すたびに胸が痛む。

こんな結末は予想外だった。



ある日、久しぶりにゲームの世界にログインすると、思いがけないメッセージが届いていた。

「シュナさん、サクヤです。すごくご迷惑をおかけしてしまいました」

「えっ...」

サクヤからのメッセージに驚く。

フレンドリストから外したはずなのに...。

「事情があって、関係をリセットしようとしたんです。でもずっとシュナさんのことが頭から離れません」

「私も...サクヤのことを、忘れられなかった」

涙がこぼれ落ちる。

こんなふうに、想いは切れないのだと気づかされた瞬間だった。

「シュナさん、もう一度出会いたいと思っています。現実でも構いませんか?会えるならすぐにでも駆けつけます」

その言葉に胸をときめかせながら、リアルで会うことを考える。

「わかったわ、会おう」

決心した瞬間だった。



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泣きたい時に読む小説「エターナル・スターダスト」No.8 へ続く…

続きは ↓


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