鳥丸地区コミュニティ協議会 - NPO法人頴娃おこそ会 加藤潤さん②
2023年12月7日に、薩摩川内市にある鳥丸地区コミュニティ協議会にて、2回目の地域連携アドバイザー派遣が行われました。
(1回目の様子はこちらから)
▽前回(アドバイザー派遣 1回目)のふりかえり
前回は、鳥丸地区コミュニティセンターでアドバイザーの加藤さん(NPO法人頴娃おこそ会)によるまちづくりや空き家再生の事例紹介が行われました。
当日は、約30名が参加。地域づくりや空き家改修に関する質疑応答を交えながら、2回目以降につながる有意義な時間となりました。
▽アドバイザー派遣 2回目の様子
今回は、5〜6名の班に分かれ、会場全体でグループワークをしながら、地域が抱える課題や解決方法を考えていきます。
前回に引き続き、司会は地域おこし協力隊の増田さんが担当しました。
グループワークに入る前に、班ごとにひとりずつ自己紹介タイム。地域住民や行政職員、地域おこし協力隊など、属性も年齢も混ざり合った班構成のため、まずはお互いを知るところからはじまりました。
自己紹介が終わった後は「空き家再生が生み出す仕事と暮らし」と題して、アドバイザーの加藤さんから、空き家再生に焦点を当てた事例紹介が行われました。
人口1万人ほどの鹿児島県南九州市頴娃町(えい町)で始まった空き家再生は、はじめ身の丈に合わない物件を選んでしまったために「解体」という失敗から始まった驚きの内容や、これまでの加藤さんの経験から生み出された空き家再生のツボや財源の確保について。
また、再生した空き家が宿や移住者の住居として使われている例などについて共有されました。
▽グループワーク:空き家活用アイデアトーク
加藤さんによる事例紹介の後は、いよいよグループワークの時間です。
グループワークの実施に至った背景としては、前回のアドバイザー派遣の後に地域住民から「空き家をなんとかしないとね……」と声があがったものの「具体的な目標が見えてこないと、行動に移しにくい」という課題感からでした。
いきなり大きな絵を描くことは難しくても「鳥丸地区に関わるメンバーでアイデアを出し合って次の一歩を探してみよう」ということで、テーマは空き家活用アイデアトークです。
グループワークは、以下のような流れで行われました。
1.空き家を使ってやりたいこと、解決したいことを書き出す
テーブルに用意された模造紙、付箋、ペンを使って、空き家を使ってやりたいこと、解決したいことを書き出していきます。
それぞれの班で話し合いながら、さまざまな意見が出てきました。
2.書き出したアイデアの中から、1つ選んで企画書をつくる
書き出したアイデアは模造紙の上で整理し、班のメンバーと共有。集まったアイデアの中から、1つ選んで企画書をつくっていきます。
司会の増田さんから、全体に企画書を考える際のヒントが共有されました。
班ごとに模造紙に書き込みながら、アイデアを企画書に落とし込んでいきます。
途中、アドバイザーの加藤さんに相談する場面も。各班、真剣な表情でグループワークに取り組んでいました。
3.グループごとに企画書の内容を発表する+加藤さんからアドバイス
そうして、さいごのステップでは班ごとに企画書の内容を発表していきました。
近くに女子サッカーチームの「レイナ川内レディースサッカークラブ」が活動していることもあり、全体的にスポーツに関するアイデアが多かったようです。
以下では、班ごとの企画を写真で紹介しています。
テーマ:鳥丸茶屋
テーマ:田の神の宿
テーマ:鳥のすみか
テーマ:チャレンジハウス鳥丸
発表の後は、班ごとに加藤さんから具体的なアドバイスが贈られました。
さいごに、鳥丸地区コミュニティ協議会 会長の木通さんからは「次回につなげたい」と、3回目のアドバイザー派遣に向けた思いが語られました。
アドバイザーの加藤さんからは、
「鳥丸地区の地域力の高さを感じた」「今日のアイデアを夢物語で終わらせずに、具体的な一歩を踏み出してもらえたら」とエールが送られ、閉会となりました。
▽関連リンク
・アドバイザー派遣 1回目の様子
・鳥丸地区コミュニティ協議会便りなどをご覧いただけます
・薩摩川内市の地域おこし協力について紹介されています
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