【出版体験裏話#04】 拡げる・ひっくり返す・絞る
目次の数を50個に増やした新原稿が
'23年3月初旬に提出できました。
でも、本書の発売は '24年4月下旬・・・
そうなんです。
ここから完成まで、さらに
1年以上の時間がかかったのでした(涙
編集者の方が多忙で時間がつくれないなど
別の理由も少しはありましたが
この期間は私の原稿を育て、磨く時間だったのです。
結論から言いますと
出版までの1年間は以下の流れになりました。
つまり、仕上げたと思った原稿は
「ひっくり返す」の段階で
大幅に構成が変わり、編集方針が転換します。
具体的には、ここで本書の特長となる
「クイズ形式」が生まれたのです。
この「クイズ形式」の苦闘は次回にまとめますが、
その後は膨れたページ数を削る作業に突入しました。
私の原稿は、とにかく図表が多く
当初原稿で150個以上、
最終の書籍では122個の図やイラストを
掲載することになりました。
図が多いと文字を削らなければならず
文字をとるか、図表をとるかという
普通なら「トレードオフ」になるところを
編集者のプロの技で「トレードオン」にしていただきました。
(文字を減らしても、内容を薄くしないという意味)
書きたかったことは変わらないのに
構成や体裁は全く違う・・・
こんな形になるなんて、
まさか夢にも思いませんでした。
ある意味、このような原稿を料理する作業が
執筆の醍醐味なのかもしれません。
(次へ続く・・・)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?