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【出版体験裏話#01】 50個、考えなさい!

出版オファーをいただいた時点(2022年秋)では
「未来思考スイッチ」の記事は note 上で20個まで揃っていました。

そもそも、私の構想では20個でワンパッケージ。
各々3,500〜4,000文字なので合計すると約7〜8万文字、
多くの図表もあり、コンテンツとしては十分なボリュームでした。
しかし、編集者から最初のミーティングでさらりと言われたのは、

「50個まで増やしてください」

の一言。

「えぇーっ、50個ですか?」

25個とか、30個とかではないんです。
50個ですよ、50個。その量、2.5倍です。
これはかなりきついなと思いました。

でも、あらためて書店に並ぶ本を眺めていると
数を示すタイトルが多いことに気づきます。

「〇〇になれる37のコツ」
「地頭力が爆上がりする67問」
「人生が変わる87のワザ」
「マーケティング100の心理技術」・・・。

うむー、50個なんて、少ない方でした。

年齢の数字も多く使われていて、
「13歳からの〜」
「28歳までに〜」
「30代から始める〜」
「45歳の〜」などなど
数えたらキリがありません。

確かにタイトルに数字を加えると
読者にとってはなんだか具体的で
どこか得したような気にもなりますね。

なんだかいい事を教えてもらったような気がしました。

とにかく、考えすぎても何も進みません。
ここは編集者を信じ、最初のミッションとして
「50個の目次づくり」に取りかかりました。

私の場合、
仕事での「企画書づくり」や「提案書づくり」では
一から原稿を書き足していくのではなく
どんな時もまずは全体の構造を考えるようにしています。

大きな流れをつくりながら
こんなゴールにしようという理想を先に描いて
徐々に細部の解像度を高めていくというやり方です。

そして、以下のような全体がわかる一枚をつくりました。

<お恥ずかしい内容なので、解像度は低めです^_^>

最初に書きためた20個の項目に対し、
1つを分割したり、その延長で新たな項目を加えるながら
この時はジグソーパズルを組み立てていくような感覚で
構成していきました。

上の表では項目のタイトル、内容、盛り込む事例や
エピソードを箇条書きで書いています。
そして、50個を超える54個まで増やすことができました。

ふぅー、
最初は無理かもと思っていましたが
やってみると、案外できるものなんですね。

「よし!これでなんとか1番目のミッションクリア!」と思って
次のミーティングに臨みました。

(次へ続く・・・)

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