悲しみは人をやさしくする
普段感じていた「悲しみ」についてツイートしてみたら、思ったより多くの反響をいただいたので、もう少し深掘りしてみました。
悲しみとは
悲しみは、大切なものや愛するものが失ったときに感じると思っていましたが、定義としてもそうみたいで。
ただ、無力感、挫折感だけではなく、愛しむ、大切にする、といったニュアンスも含まれているように感じます。
悲しみを感じて、受け入れる
悲しみを堪えようとするとき、怒りや現実逃避といった形をとることがある。また、悲しみを見ないようにして、他の感情まで感じないようになってしまうこともある。
失われてしまったことから目を背けず、受け入れるための自分の感情を整理する必要がある。
整理のためには、人に話したり、たくさん泣いたり、自分で自分の気持ちに気づくまで「よはく」をつくったり。
失ったこと、失われてしまった未来が永遠に訪れることがないことを本当に納得できたとき、はじめて未来のことを考えて、今後の人生と向き合うスタート地点に立てると思う。
悲しみを忘れない
大切な何かが失われるということは、とても痛く、とても苦しい。
過去の選択が間違っていたかもしれないという後悔が湧いてくる。自分が弱かったから何かを失ってしまったかもしれないと自責する。声にならない声が体の中を駆け巡る。
でも、そのときの気持ちを忘れないで持ち続けることはきっと大切で。
あまりのつらさに何度も何度もすべてを忘れ去ってしまいたいと思っても、大切に持ち続けて。何度も振り返って当時の気持ちを改めて感じて。
そうして良い悪い含めたすべての自分の感情と向き合うことを通して、考える。
真摯に考えることで、当時は理解しきれなかったことが腑に落ちる瞬間がある。
悲しみは人をやさしくする
身近にあるものに対する愛しさや慈しみは、つい忘れがちで。でも本当に大切なものは見えなくてわかりづらいけど、近くにあって。
そんな大切なものを明らかにしてくれる問いを自分の中にいつも持つことで、他人に対する想像力が湧いてきて、配慮して、尊重できるようになると思う。
自分が感じた悲しみはだれよりも確かにわかるから。大切な人や周りの人には悲しんでほしくないから。
悲しみは人をやさしくすると思う。
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TOP画像は、沖縄・竹富島のコンドイビーチの夕日。
BGMは、悲しみをイメージして。音自体は暗くしすぎずにピアノの繊細な音で表現。
最後まで読んでいただきありがとうございます。