当面カナダのワーホリやアメリカでのOPT規制がめちゃくちゃ厳しくなる話。現地就職目的のアメリカ留学はオワコン
こんにちは、kaZです。
1ヶ月前くらいにTwitterをみていたら、こんな話を目にしました。
「カナダでワーホリへいくためには、これから就職先のジョブオファーが必要になるらしい」
「アメリカ大学卒業後はOPTできなくなるかも」
あくまでツイッター上での噂だったのですが、1ヶ月経っていろんな留学系インフルエンサーのツイートを見たり、自分でメディア記事や海外政府のimmigrations ページを見てみたりしました。
やはり実際に今回のパンデミックでかなりそれらの話が顕著に持ち上げられているそうです。
今回はそんな海外就職についての話やとある記事でみた外国人就労者の面白い実態について話していきます。
カナダのワーホリが規制される
まずはカナダのワーキングホリデー(以下ワーホリ)について。
そもそもワーホリとはなんでしょうか?
ワーキング・ホリデー (英語: Working Holiday)とは、2国間の協定に基づいて、青年(18歳~25歳、26歳、29歳または30歳)が異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度である。
原則として、各相手国ごとに一生に一度しか利用できない。
査証に関する申請条件などは絶えず変化しているため、申請にあたっては、各国の大使館や出入国管理が開設している公式サイトで、公式な情報を確認することが重要である。
つまり海外で働くために特別に許可された権利(就労ビザを必要としない)のことです。
通常海外で働くにはその国の就労条件を満たしている他、ジョブオファーや就労ビザというものが必要になります。
ジョブオファーとは、自分が就職したい企業からの内定(日本でいう)のようなものです。
ワーホリはそれらが必要なく、ワーホリ専用のビザを申請して認められると1ー2年ほどその権利を持って働くことができるのです。
年齢や期間に制限があることを除いては、得に頭を悩ませるような規則はないため、比較的誰でも一定期間海外で働くことができます。
しかし今回のパンデミックにより、通常必要のないジョブオファーがワーホリに必要となってしまいました。
カナダ以外に日本人に人気のワーホリ先としてオーストラリアがありますが、オーストラリアも現在入国規制をしているため、当面は入国することすらできなくなってしまいました。
アメリカ大学留学生のOPTが禁止になる?
続いてはアメリカでのOPTについてです。
OPTとは、Optional Practical Trainingのことでアメリカの2年制、4年制の大学を卒業した学生がその専攻に関係のある分野で1年または2年働くことのできる権利です。
アメリカでは日本のように文系理系の区別はありませんが、一般に理系と日本で言われるSTEM(Science, Technology, Engineering, Math)専攻の学生は24ヶ月のOPT期間が設けらることになっています。
そのOPTに関して、4/22に発表された大統領令(presidential proclamation)が話題となりました。
その内容は
the Trump administration issued a presidential proclamation suspending the entry of most new immigrants for at least 60 days and ordered a 30-day review to recommend new restrictions on temporary visa holders.
簡単に説明すると、4/22から60日以上は新規の入国を規制、また一時的に有効なビザ(H-1Bなど)を持つ移民にたいして30日間、新しい規制導入の検討がレビューされることが大統領令として発行されたということです。
今後このレビューによって、もしかしたらビザ保持者に対して何かしらの新しい規制が取り入れられてますますアメリカに滞在することが難しくなる可能性もあるということですね。
アメリカで就職したい?ほぼ無理...
続いて少しネガティブな話になってしまいますが、実はめちゃくちゃ現実的なアメリカ留学と現地就職の話をしたいと思います。
僕も2年制のコミカレを卒業して現在は東京都内でインターンをしていますが、今後学びたいこと次第でまた4年制に通うことになるかもしれません。
自分も留学前は「アメリカの大学を卒業してそのままアメリカで働きたい!」と意気込んでいましたが、アメリカでの就職はもともと難しく、カナダやオーストラリアなど他の英語圏に比べて特殊です。
僕は今では海外就職対して特に希望はありません。
英語を使って仕事ができるチャンスは日本でもたくさんありますし、今のインターン先でも英語が話せるだけで海外クライアントのミーティングに参加させてもらっています。
OPTはその中でアメリカで1年単位で働くことができる、場合によってはオファーのチャンスも包含した貴重な機会だったので、多くの現地就職希望組が悲しんでいるのではないでしょうか。
留学という文脈ではまったくの他人事ではないですし、逆に間違った選択をしないためにもしっかり調べていきたいと思っています。
少し記事が長くなっているので、この話を含めて次回はとある記事をもとにOPT、外国人就労者とアメリカの失業率の関係について話をしていきたいと思います。
もしよかったらいいね、フォローをお願いします。
参考記事: Next Trump Immigration Target: OPT For International Students
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?