干し貝柱と黒きくらげのお粥のレシピ ( 2020/10/11の朝粥 )
貝柱のお出汁で炊いた、黒きくらげ入りのおかゆのレシピです。
お味の主役は貝柱。そして、食感の主役は黒きくらげ。
絶品です。手間をかける価値がある〜…と思えるお味です。
鉄分が豊富なホタテの貝柱と、血流をよくする黒きくらげの組み合わせは、貧血予防に効果が期待できます。
干し貝柱の持てる力を最大限にまで引きだして、旨味をぜ〜んぶいただきましょう。
貝柱のお出汁でつくる「黒きくらげ粥」のレシピ
記事後半では、写真つきでレシピをご説明いたします!
【 材料 】(2人前)
▷ 生米 ・・・半合
▷ 水 ・・・700ml
▷ 干し貝柱(割れ貝柱)・・・大さじ1
▷ きくらげ ・・・4〜5かけ
▷ 塩 ・・・小さじ1/4
お好みで
▷ 小ねぎ
※まんまるの貝柱を使う場合は、2cm程度のもので2個が目安です。
【 レシピ 】
★干し貝柱を200mlほどの水に一晩つけておく。
①厚手の鍋によく研いだ米、水で戻した干し貝柱、水を入れる。
このとき、貝柱の戻し水とあわせて水が700mlになるように調節をする。
②鍋を中火にかける。
黒きくらげをさっと流水で洗ってから、水につけておく。
やわらかくなったら、食べやすい大きさにハサミで切っておく。
③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、黒きくらげを鍋に入れて、
鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
鍋に箸を渡してフタをして、弱火に30分かける。
④塩で味をととのえて、火を止める。フタをして10分蒸らす。
お好みで小ねぎともに器に盛りつけたら、完成!
【 つくりかた(写真つき) 】
貝柱を一晩水につけてお出汁を取り、さらにおかゆも生米からつくるので、プラス40分〜1時間ほどかかります。
でも、ほとんどが放置の時間。時間はかかりますが、難しくはありません。
先ほどのレシピを、写真とともにご説明します!
★前日の準備
とっておきのおかゆの仕込みは、前日からはじまります。
200mlほどの水に、ホタテの貝柱(大さじ1)をつけておきます。
季節にもよりますが、水は常温で放置すると腐ります。
ラップをして冷蔵庫に入れおくと安心です。
①準備
さて、翌朝。
水がにごらなくなるまで、生米半合をていねいに研いぎます。
お米の入ったお鍋に、水で戻した貝柱、水をお鍋にいれます。
ホタテの旨味がたっぷり染み出した戻し汁は宝物!
貝柱の戻し汁とあわせて水が700mlになるように調節するのが最大のポイントです。
黒きくらげ(4〜5かけ)をさっと水ですすいで表面の汚れをとり、水かぬるま湯につけておきます。
生米が吸うための水分をきくらげが吸ってしまわないように、しっかり戻します。
※生米の半合は少なく感じますが、おかゆにするとびっくりするほどふくらみます。
※お鍋はフタつきのものであればなんでも大丈夫です。ただ、雪平鍋など薄手のものはどうしても焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにします。
②中火
用意ができたら、鍋を中火にかけていきます。
鍋の位置がズレていると、焦げ付きの原因になります。
火がなべの中央にくるようにしっかり場所を合わせましょう。
きくらげがやわらかくなったら、ぎゅっと水をしぼって、3cmくらいの大きさにキッチンバサミで切っておきます。
固そうな部分を取りくと口当たりがよくなります。
③弱火
お鍋の温度が上がったら、黒きくらげを入れて、おたまで一度ゆっくりとかき混ぜます。
あとはほぼ放置です!
タイマーを30分にセットして、弱火にかけます。
ふわ〜んと漂う貝柱の香りと、お鍋から聞こえるコトコトとした音に、だんだんわくわくしてきます…!
④仕上
30分弱火にかけたら、フタを取り、お塩を入れて、全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。
もうおいしいおかゆに見えますが、ここまできたらもう少し我慢……10分間蒸らします。
この蒸らしの時間でお米が水分を吸い、さらにふっくらとしたおかゆになります。
さて、器に盛り付けたら完成です!
こ、これは…!倍量つくっておけばよかった〜!と思うほどのおいしさ。
貝柱の圧倒的な旨味と、黒きくらげの歯ごたえが絶妙です。
とってもごちそう度の高いおかゆです。
割れ貝柱について
貝柱って高級品ですよね〜…。
ほんのちょこっとしか入っていないのに、3000円、5000円、ものによってはもう一桁します。
でもおかゆにすると、ほんの少しで全体が超ホタテ味になります。
旨味の凝縮具合を考えると、価格も納得、むしろおトクかも?とすら思えます。
今回使用した割れ貝柱は、丸い貝柱に比べるとずいぶん手に取りやすい価格です。
100gで1500円〜3000円……丸い貝柱の半額以下で売っているお店もあります。
まるかろうが割れていようがお味は同じなので、お客様にお出しするわけでもなければ割れ貝柱でじゅうぶんだな〜と思っています。
明日もおいしいおかゆをつくります!
ごちそうさまでした!
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