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黒米芋粥のレシピ ( 2020/10/10の朝粥 )

さつまいものほっこりとした食感と、黒米のほんのり甘い香りが相性抜群のおかゆです!

黒米は古代米とも言われている稲の原種です。
胃腸を丈夫にしたり、貧血を予防してくれたりと、元気を助けてくれる効果をたくさん持ったパワフルな穀物!
白米に混ぜて炊くのが一般的ですが、おかゆにもぴったりなのです。

そしてさつまいもは食物繊維を多く含み、さらに消化が良いという胃腸に優しい食材です。

黒米、さつまいも、ごま、ナッツ……今日使ったのは、これから発芽するぞ〜!成長するぞ〜!というエネルギーを持っている食材たち。
生命力のかたまりにをおいしくいただいて、元気をわけてもらいましょう。

胃腸に負担をかけずに、元気を補給できる秋〜冬にぴったりのおかゆです。
胃腸が弱っている時や、なんとなく元気が出ない時にもおすすめです。


胃腸のメンテナンスに「黒米芋粥」

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【 材料 】(2人前)

▷ 生米      ・・・半合
▷ 水       ・・・800ml
▷ 和風だし    ・・・小さじ1
▷ 黒米(古代米) ・・・大さじ1
▷ さつまいも   ・・・小1本(
▷ 塩       ・・・小さじ1/4

お好みで
▷ カシューナッツ、黒ごま

【 つくりかた 】

生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。黒米の下準備も不要です。
完成まで40分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるので、それほど手間はかかりません。じっくりコトコト加熱をするためふっくらおいしいおかゆになりますよ!

ざっくりとした全体の流れは、鍋の温度が上がるまで中火、あとは弱火、最後に蒸らして完成です。
写真とともにご説明します。

①準備

レシピ01

さっそく準備をしていきましょう!
水がにごらなくなるまで、生米をていねいに研いで、和風だし(小さじ1)、黒米(大さじ1)、水800mlを入れます。

生米の半合というは研いでいるとずいぶん少なく感じますが、おかゆにするとびっくりするほどふくらみます。

今回はさつまいもの甘みではなくおかず感をだしたかったので和風だしをプラスしました。

お鍋は土鍋でもOKです!
洗った後に乾かす手間をカットしたいのと、大きめのお鍋の方が吹きこぼれにくいので、厚手の片手鍋を使用しています。
雪平鍋など薄手のものはどうしても焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにすると良いと思います。

②中火

レシピ02

さて、用意ができたら火にかけていきます。
黒米からけむりのように色が立ち上がり、お鍋の中がどんどん黒く染まっていきます!なかなかの魔法感です。

お鍋の温度が上がるのを待つ間に、さつまいもの下ごしらえをします。

今回使用したさつまいも手のひらサイズの小ぶりのもの。
測ってみたら86gでした。だいたい100gを目安にすると良いです。

芋類は切った後にそのまま放置しておくと、空気に触れた部分からどんどん緑や黒に変色してしまいまいます。
切ったあとに水にさらしておくと変色を防ぐことができます。

③弱火

レシピ03

お鍋の中の温度がじゅうぶん上がったら、弱火でコトコト30分、煮ていきます。
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です◎

今回はさつまいもを小さく切ったので、食感を残したい場合は加熱時間は15分ほどでOK。
弱火で煮込む30分間まるまる加熱をすると、さつまいもが煮崩れてとろとろに仕上がります。
お好みで調節をしてくださいね。


④仕上

レシピ04


30分弱火にかけたら、フタを取り、お塩(小さじ1/4)を入れて、全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。
甘い香りに「もう食べた〜い…!」となってしまうかもしれませんが、10分ほど蒸らすことで、さらにお米がふっくらして、おかゆがもったりします。

さて、蒸らしが完了したら、お好みでカシューナッツと黒ごまとともに盛り付けて、完成です!


ミステリアスな色からは想像できない甘みのある香りにうっとり……おいしい!
大学芋のおいしさとおなじ系統なので、ちいさな子もおいしくいただけると思います。

薬膳では「黒」の食材は冬に弱まりやすい腎の働きを助けると言われています。
さらに、黒米のアントシアニンや、黒ごまのポリフェノールには老化防止作用(アンチエイジング効果!)が期待できます。

おいしくて、さらに栄養面でもばっちりとなると、不老長寿の魔女が毎日食べていそうなおかゆだな……と、ほうれい線が気になって仕方のないアラサーは思ったのでした。

【 つくりかたのまとめ 】

①厚手の鍋によく研いだ米、和風だし、黒米、水800mlを入れる。
②鍋を中火にかける。
 さつまいもを1〜2cm角に切り、水にさらしておく。
③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、
 鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
 鍋に箸を渡してフタをして、弱火に30分かける。
 タイマーが残り15分になったら、さつまいもを入れる。
④塩で味をととのえて、火を止める。フタをして10分蒸らす。
 お好みでカシューナッツ、黒ごまとともに器に盛り付けて完成!

じんわりぽかぽかになれました。
ごちそうさまでした!

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