見出し画像

苦しみは、創造のたね、というお話。

悩んでる人への処方箋。

苦しみは、ぎゃくに武器になる、というお話です。

表現者や情報発信する人は
苦悩を創作へのエネルギーに転化することで、
人に感動を与えることができます。

苦しみがフィルターになって、
人間や世界に独特な色をつけたり、
偏りやこだわりを生んで、
それがメッセージ性の強さになるんです。


過去の経験を追体験して、
思いこみや偏見を癒やすこともできます。
するとニュートラルな感覚になって、
囚われがなくなって自由に生きやすくなりますが、
メッセージの独自性がなくなって
発信力が弱くなってしまいます。

だから、
クリエイターにとっては
思い込みを無くすことは、
良い悪しがあるということです。

じっさいにめちゃ影響力のある人は
偏見の固まりみたいな人が多くありません?
それが、独自性であり、
メッセージの強さになっているので、
嫌われるかもしれませんが、
圧倒的な魅力になっているのです。


元「ミュージックライフ」編集長の東郷かおる子さんは、フレディの魅力を「カリスマ性とどこか不憫なフレディのキャラ」と評していた。「どこか不憫な」とは言い得て妙だなと思う。男同士では決して言わないだろうな。やはり、女性は鋭いことを言う。


たとえば、
フレディ・マーキュリーは
ゲイで移民というマイノリティーの苦悩を
せんぶ武器にかえて、
誰にも一言も愚痴らずに
美しい音楽に昇華しました。

「ボヘミアンラプソディ」は
ゲイソングというのが定説になっていますが、
真相は本人たちによって明かされていません。
音楽は聞いた人が感じるものだから、
ということです。

作品という安全なかたちにパッケージして
社会化することによって、
ネガティブな感情であっても
その内容に圧倒されることなく、
誰でも鑑賞することができて
そこに表現されたものに思いを馳せて
共感し、感動することができるんですね。

苦悩が深いほど、表現者としては有利
っていうことかもしれません。


だから、
悩んでる人は表現しましょう。
感情を押さえ込むと
暴発して自分と他人を傷つけますが、
表現するツールがあると
作品が自分と世界の架け橋になってくれて、
孤独じゃなくなるのです。

創作活動をすることは
自分のすべて、身体とこころ、魂とつながり、
自分を祝福し、
自分に恋をする
ということでもあると思います。

そこに
自分が生きている意味が出てくると思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?