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シュタイナー教育でつかう「四気質」。

胆汁質:短気、怒りっぽい、荒い、リーダー気質、挑戦が好き、向上心がある、作業が早いけど雑なところもある

多血質:好奇心旺盛、気が散りやすい、八方美人、人が好き、人に好かれる、最後までやりとげるのが難しい

粘液質:ゆっくり、食べることが好き、変化に対応するのに時間がかかる、作業がゆっくり、丁寧、コツコツ作業が好き

憂鬱質:物事を悪い方向へ考えがち、静か、観察眼が鋭い、問題に共感、完璧主義、細かい作業が得意


誰でもこの4つの気質を持っていて、その中で2つくらい、強いものがある。それがその人の傾向。

さて、私はどれだと思いますか?

わかるかなー? 笑


私のことを知ってる人は、「胆汁質!」って笑ってるかしら。

はい、胆汁質、強いです。挑戦が好き。作業は早いけど、ちょっと雑。でも、怒りっぽくは全然ないし、リーダー気質でもない。一人で突っ走る人。笑

もう一つ結構強いのが、憂鬱質。子どものころは、憂鬱質のほうが強かったなあ。教室の中で静かにみんなのことを一部始終観察してる子。完璧にできる!・・って自信が持ってから動き出すので、先生の手を煩わすことなく、気がついたら、精度の高い作品を仕上げていたりする。

大人になって、教師になり、人を引っ張っていく仕事をするなかで、胆汁的な資質が強くなった。

今でも、どっちもけっこうある。あれもこれも興味もつところは多血的でもある。


この4つの気質は、シュタイナー教育で子どもの教育に役立てる。使うことができると、すごく実践的なツールだ。

でも、子どものことだけじゃなくて、大人の人間関係にも役にたつ。相手のことを理解することができるから。

たとえば、ゆっくりゆっくりでイライラしちゃう同僚がいたりしたとき、「仕事が遅い人!」「仕事できない人」って思っちゃうかもしれない。でも、気質を考えてみると、実は「粘液質」で、「できない」わけじゃなくて「ゆっくり、ていねい」な人だとわかる。時間が十分にあれば、とてもいい仕事を仕上げる人だと言うことも見えてくる。そういうとき、「ちょっと時間に余裕をもってスケジュールを見ておこう」と考えたり、「コツコツやる作業を任せると信頼できる仕事をしてもらえるから」と、適材適所になるような仕事をお願いしたりすることもできる。


で、もうひとつ。自分を理解し、自分らしく物事をこなしていくのにも役立つ。

胆汁が出ているときは、自分に発破をかける。「そんなこともできないのか」「もっとできるはずだ」「目標に向かって、GOGO---!」

憂鬱が出ているときには、とことん憂鬱モードになる。「人生しんどいよねえ」「失敗しちゃって、ほんともう穴に入りたいねえ」「もう今まで頑張ってきたのがダメになっちゃったかも」・・・と、とことん憂鬱にひたって心の中に自分に声をかける。

こうやって、同じ気質で対応することがコツ。


子どもだけじゃない、大人にも、自分にも、ぜひ役立てて欲しいな。



今週(2023.09.12)Facebookライブでも、気質のことをお話しします。
オーストラリア在住、とっても素敵なブランドフォトグラファーのKIMIKOさんとお話ししますよー。



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