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イギリスの永住権がやっととれた〜そのいきさつ

最近、いろいろとびっくりないいことが起こります。昨日あったのは、突然、思いもよらず、寝耳に水的に「永住権あげる」メールが来たことでした。


永住権申請のいきさつ

私は、イギリスの永住権をとる権利はすでにありました。色々な条件がありますが、私の場合、下の項目があてはまります。

・EU市民、EU市民の配偶者、家族
・過去にイギリスに5年間居住
・2020年末日までに、イギリスに入国、居住していること

この条件を全て満たし、2021年6月末日までに申請すれば、すんなり永住権がもらえるのです。我が家全員、2020年6月、7月にイギリスに入国し、2020年8月に申請手続きをしました。

夫も息子たちも、オンライン申請したその場で永住権が承認されました。それなのに、私だけ、もらえなかった・・・。

コンピュータが申請内容を審査するのだけど、私の場合、なぜかコンピュータが私の過去のデータを見つけられなかったのです。年金番号が税務データと連結していて、私の2004年から2016年の確定申告データを確認して5年間の居住証明になるはずなのに。

その後もろもろありましたが、やっとまた進展があり、先月末「追加で証明書類出してー」と連絡がありました。今、まだ、証明書類を準備中です。

書類準備中で、まだ提出していないのに、昨日、
「永住権が承認されました。よかったねー」というメールが。
いや、もうちょっとフォーマルな口調ですけど。

なんなんですかね。よくわかりません。

永住権もらえることはわかってたけど、このタイミングって。
まあ、永住権もらえたからよしとする。苦笑


Brexit(イギリスEU離脱)前と後

私が前イギリスに住んでいたのは2004年〜2016年。イギリスはEUに加盟していました。EU市民とその家族にはフリームーブメントが保証されていました。EU内だったら、VISAなしで住むことも働くこともできる。

だから、私はドイツ人の妻として、無条件でイギリスに居住可能でした。無条件なので、居住権や永住権なんかもなくてもOK。というか、そんなものなくても住めるので、「永住権欲しいんです」とお願いしても「あなたには永住権いりませんから、永住権なんて出しません」と拒否されます。(ほんとは、離婚した時のために、永住権とっておきたかった。笑)

BrexitでEU離脱して、フリームーブメントがなくなりました。つまり、今まで無条件でイギリスに住んでいたEU市民たちが、VISAや永住権を申請しないとイギリスに住めなくなりました。

そこで、このEU離脱による、EU市民と家族のための、VISAや永住権の発行手続きが期間限定で行われました。それが私のケース。


EU市民の配偶者とイギリス人の配偶者の違い

そんないきさつなので、私はEU市民の特権にのって、この永住権を取得しました。イギリス人の配偶者の場合は事情が違います。

コロコロと変わるので、正確な金額はわかりませんが、申請費用で20万円ほど。それに加えて、英語力の試験と、イギリスの常識テストが必須です。

大変ですね。

私の場合、EU市民の特権で、無条件。つまり、手数料なし、テストなし。申請するだけ。

ラッキー。


国籍のこと

永住権はとれましたが、国籍は日本国籍のままです。まだ、日本人です。笑

少し前はイギリス国籍をとる方向に気持ちが傾いていました。居住地の選挙権が欲しいからです。イギリスに住み、イギリスに多額の税金を払っているのに、イギリス国民でないのでイギリスの選挙権がありません。これはくやしい。自分の住んでいる国のことに、私も発言権が欲しい。

ただ、このコロナで、外国人の日本入国が阻まれることがありました。外国人は日本人より厳しい入国条件となった。日本人も隔離は必要だけれど、入国拒否されることはなかった。

そんな事情を考えると、まだ母も健在な今、日本国籍をもって、よりゆるい条件で日本入国できる権利を保っておいたほうがよさそう・・・と思います。

どうなるかわからない。とりあえず様子見です。





私のこと、もっといろいろ、こちらに書いてあります。

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かよ|ロンドン在住、楽しく人生をクリエイトするシュタイナー教師&経営者 石川華代
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