リタイア人の徘徊日記(63)奈良|大人の修学旅行 元興時
2020年3月。半世紀ぶりの奈良。
修学旅行の定番スポットを巡っています。
今回は修学旅行では行かなかったお寺、元興時です。
奈良町をウロウロしていたら出会ってしまった国宝の寺院。
このお寺、なんと飛鳥時代の蘇我馬子が飛鳥時代に建立した法興寺が移転したものだそうな。
蘇我馬子といえば歴史の教科書には必ず出てくる有名な貴族で、政治家。
聖徳太子と一緒に仕事をした方。気の遠くなるような時の流れ。
中庭にはたくさんの石塔や石碑が並んでいます。
そのお庭の端の方に、ビューポイントがある。さて、なにが見える場所なのか?
これです。この他と色の違う屋根瓦が飛鳥時代のもの。平城京に移転された時にそのまま使われたとのこと。
夏暑くて冬寒い、厳しい気候の奈良で1300年経った今でも現役の屋根瓦。
写真を撮ったら、飛鳥の屋根に桜の枝が写っていました。桜の季節になったらさぞや趣のある景色になることでしょう。
桜はまだでも、白梅の花は満開でした。仏閣には梅がよく似合う。
奈良・京都は大人になってから行くのが良し。ガキの頃に行った思い出は食べたものくらい。ほとんど覚えておらんのです。
そんな中で葛切りが美味しかったことを覚えています。
今回もいただきました。
ひとりで公共交通機関のみを使って奈良を歩くとよくわかる。
修学旅行の旅がどれほどありがたいかを。ほとんど歩くこともなく、バスがすべての場所の入り口まで届けてくれる。
それでも日本は時間通りに電車もバスも来る世界でも稀な国。感謝です。
(2022年撮影)
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