東南アジアの風景 (112) マレーシア｜ペナン｜極楽寺で華人の理想世界を垣間見る

#旅のフォトアルバム

ペナンといえば大型ホテルが並ぶバツ―フェリンギビーチ。そして世界遺産のジョージタウン。他には何が？
2013年。私は友人とコムタに居ました。ジョージタウンの街中も歩いたしビーチには行くつもりもなく、夕飯にはまだ時間がある。

コムタのバスターミナルにあった観光案内所で2時間位で行って来られる場所はあるかと聞いてみたところ、教えてもらったのが極楽寺でした。

極楽寺はペナンヒルの横にあるマレーシア最大の仏教寺院。ペナンで財を築いた豪商達の寄進によってド派手なパゴダや煌びやかな仏像が拝めます。マレーシア中から華人の方々がお参りにくるとのこと。

うむむむ。凄い。丘の上に次々現れる装飾だらけの建物。お寺というよりは中華スタイルの遊園地みたいです。

仏様もキラキラ。ご利益がありそうです。お布施の少ない人はダメよ、と言われそう。

仏教に因んだイベントが開催されているらしく大きな講堂にたくさんの椅子が並べられていました。脇には大量のお供え物が積んであります。

極彩色の内装に目がチカチカする。この世の極楽を表現したものでとてもありがたいのですが、日本や他の東南アジアの国の仏教寺院とは違いすぎますね。

華人の人達が目指す極楽とは。。。と考えさせられました。我々も自然に商売繁盛、富が得られますようにとお祈りしてしまいます。

巨大な観音様。ペナンの町を見下ろしています。

十八の手を持つ観音様。

境内からはジョージタウンの町と海が見えます。マレーシアはムスリムの国ですがペナンはイスラム、ヒンドゥー、仏教が同等のバランスで根付いているような印象を受けました。住んでみたい町のひとつです。
（2013年撮影）