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voice-13 こころの薬

空っぽの器の中に
愛情を注いでみました

けれどいつまでも満たされることなく
だぼだぼと抜け落ちて流れて水溜りになるだけなのです

小さな穴が無数に空いていて

それは修繕できない

みんなが修繕してくれても、また剥がれ落ちてしまうものだから

そう知った瞬間 涙が溢れてきて

自分の欠落を知りました

「このお薬を飲んでください」

と医師から処方されてきたので
きっちり飲んでみたけれど
誰のためなんだろうか ふと虚しくなります

意味もなく怒られてきた
もう生きていく理由すら
探すのに疲れてしまって

私は私自身を放棄して
また別のものに生まれ変わりたい
なんて願ってることを話せば また
誰かに怒られてしまうのでしょう

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132字
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「本当は生きたい」そんな君へ。 生きづらいけど”生きたい”でも”やめたい”そんな狭間で今日も揺らぐ気持ちが カプチーノのようにまろやかなも…

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