羊の革にのったヤギ

自分のための記録|外資ITシングルマザー|子育てと仕事、気分は学生|体力ナシ|コガネと知恵と度胸

羊の革にのったヤギ

自分のための記録|外資ITシングルマザー|子育てと仕事、気分は学生|体力ナシ|コガネと知恵と度胸

最近の記事

大学生をとりまく謎の労働形態_1学内編

 この数年、大学生と利害関係なく、キャリアの話などをしている。対話は1:多のこともあるし1:1に深い話を聞くこともある。一回きりではなく複数年にわたり、その学生や周りの学生も含めてかかわりを持ち続けることもある。若者と関わると、その優れた能力、人間性、技術力、知力などから私が学ぶことが圧倒的に多い。反面「こんなことも知らないのか」と思うことがある。一番ビックリするのは、彼らが彼ら自身の時間や労力の価値をunderestimate(低く評価)していることだ。 学内の仕事と時給

    • 新年早々、新幹線で財布を落とした話

       noteで似た話をみかけたので、記憶が新しいうちに私の懺悔をしておこうと思った。さて、こういうところで忘れかけているのが、私の良いところであり、またミスを繰り返してしまうバカなところだが、忘れてないと、自分の人生をやってられないくらい私は凡ミスが多い人間だ。 懺悔のきっかけ さて「思い出す」きっかけとなったこちらのnote。通勤の途中、あわてて降りるときにiPhoneを落とし、どんどんと遠くなるiPhoneを見ながら仕事に追われ、そして思いの外あっさりと携帯の中身が移行で

      • カイシャの境界は曖昧だ

         昨日、Yahoo!ロッジの3周年記念パーティに行った。改めて「2020年のTokyoでは、こんな素晴らしい体験が無料でできるんだ」ということに感動したから、ヒトの会社だが勝手にレポートしておく。 コワーキングスペースの草分け的存在 まずYahooロッジの説明。かんたんな本人認証でだれでも使え、いつでも無料のWiFiと電源があり、そして東京のど真ん中の素晴らしい風景が楽しめ、そして何より、その場にいる人たちがみんな一生懸命何かを創っているという場だ。  こういったコワーキ

        • LGBTはふつうの人たちだった

           私は「XXさん実はゲイなんだって」などの話に「ふーんそうなんだ(私は別に偏見はないけどそれが何か?)」と流す程度の良識は持っている人間だし、電車の中の仲良さそうな同性カップルを見る目も他のカップルを見る目と変わらない。しかし、それでもLGBTは私には少し私には遠い存在だった。そんな私が決定的にLGBT当事者を自分ごととしてとられられるレベルまで変わった話。 アメリカのゲイカップル 私は10年ほど前にNYに住んでいたことがある。だからW4ストリートあたりに、たくさんの虹色の

          霞が関パワポを生産性の低さとみるか

          サムネイルの画像はGoogleさんに「霞ヶ関パワポ」入れ、画像検索をした結果である。いくつかクリックして中を拝見したが、これらを政策資料として拝見すると、いわゆる5W1Hを、私が理解できたものは一つもなかった。5W1Hとは、Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)である。 日本人のフラットな世界観はアートであるものすごい話は飛ぶが、ルイヴィトンとのコラボでも話題になった、日本を代表するアーティスト、村上

          霞が関パワポを生産性の低さとみるか

          大学生よ、就活はほどほどに

          このところ、大学生と話していて気になるのが、空前の超売り手市場にも関わらず、就活に時間とエネルギーを使っている学生が多いことである。 最初の職場にいるのは長くないかも、だ厚労省の調査によると、2015年3月に大学を卒業して就職した新入社員のうち、31.8%が入社3年以内に離職しているらしい(2015年度)。そしてその比率は特に最近増えたわけでもなく、10年以上続いているようだ。つまり3人に1人以上は、最初の就職先には大学いや、高校より短い期間しか在籍しない。 なぜか点と点

          大学生よ、就活はほどほどに

          新しい高等教育ー42Tokyoを知る5つのポイント

          フランス発のエンジニア教育機関の42が東京に来ました。 これが、高等教育=大学の形を変える大きな変革だと私は思ってます。そこで42Tokyoとはなんぞや、というポイントを5選してみた 1.学校としてのコンセプト、学びの形沢山の記事があるが事務局長の長谷川さんのこちらのインタビューがわかりやすい。キーワードとしてはピアラーニング:対話をとおして学習者同士が互いの力を発揮し協力して学ぶ学習方法、PBL(Project Based Learning)「課題解決型学習」自ら問題を

          新しい高等教育ー42Tokyoを知る5つのポイント

          外資ITではたらく母がnoteを始めてみた話

          まずは自己紹介いわゆるGAFAMといわれるところで10年+働いている、2児の母です。子どもはふたりとも、生意気ざかりのteenager、会社は今の会社で7社目。生まれと育ちは横浜、数学大嫌いなド文系で、帰国子女でもありませんが、外資ITにすっかり馴染んで、大好きだった紙の本もみんな捨てて、紙はほとんど使いません。見た目だけ日本人ですが、考え方はすっかりアメリカ人です。 子育ても自分のキャリアも一段落してきたので、4年前から社会人大学院生(博士課程・教育経済学)に挑戦し、ちょ

          外資ITではたらく母がnoteを始めてみた話