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連載!私がSMOUTに参加した理由  「農業をもっと人が集まる産業にしたい。」高橋優磨の場合

2019年4月に入社した高橋優磨です。カヤックLivingでは、エンジニアを担当しています。

3月までは、北海道・十勝にある大学で、農業の勉強をしていました。

周りに農家さんが多かったので、農産物の生産現場と関わる機会が多く、農業って本当に人手不足なんだなと実感した大学生活でした。

その中でも人がきちんと集まる農家さんと集まらない農家さんは確かにいて、じゃあ、人が集まる農家さんはどんなことをしているのか、と疑問に思ったのをきっかけに、プログラミングを独学し、農家バイトのマッチングシステムを大学の先生や農業インターンシップを通じて知り合った方々と一緒につくっていました。

今回は、そんな僕がなぜ、地域への移住と関係人口のマッチングシステムであるSMOUTに取り組むことになったのか、なぜエンジニアという職種を選んだのか、お話したいと思います。

マッチングシステムのプレゼン時の写真

地方に人の流れをつくりたい

農家バイトのマッチングシステムをつくる経験の中で、現場の労働環境そのものの向上もしないといけないけど、そもそも地方には人がいないので、いつか限界がくる、労働環境だけどんなによくしても、地方に人が集まる仕組みをつくれない限り、農業の人手不足は解決しないのではないかと思い始めました。でも当時は、世の中のほとんどの地域活性化に対する取り組みは移住に重点が置かれていたので、そこに違和感を感じていたのです。

地域って、都会にはないよさがある一方で、合う合わないが人によってかなり左右されると思っています。だから、もっと地域との関わり方に幅があってもいいんじゃないかなと。そう考えていた時に、SMOUTでは、移住したい人と地域をつなぐマッチングシステムでありながら、実際には、地域が一般ユーザーの希望に対して個別にやりとりをすることもあり、二拠点居住やリモートワークなど、いろいろな働き方の提案が可能であったり、ネット関係人口という経済面以外での地域の価値を数値化していたので、ここでだったら自分のやりたいことができそうだと思い、SMOUTに関わることを決めました。

北海道の風景


課題の本質を汲み取って、よりよい解決策を提示するエンジニアに

もう一つ、マッチングシステムをつくる経験の中で思ったのは、こういった世の中をつくりたいと思って、それを仕組みに落とし込むのは、すごく難しいということ。

そのためには、技術領域の知見は必要不可欠だと思い、早い段階でエンジニアとして経験を積み、技術について深く学んでおきたいというのがありました。そして課題解決の手法を仕組みにうまく落とし込めるエンジニアには、課題の本質や相手の意図を読み取って、それを技術に当てはめ、よりよい解決策を模索できる、そういった能力が必要だと思っています。

カヤックLivingでは、マネタイズ方法や事業の方向性のついての話し合いにエンジニアも参加し、営業チームの課題やユーザーが本当に求めていることは何か自ら考えながら、作業を進めるので、まさにそういった能力が常に求められるような環境でした。試行錯誤しながら、チームや個人としてのやり方を見つけられそうだなと。エンジニアの目線からもいろいろと提案できそうな雰囲気がありました。


人生を豊かにするために地域で生業をもつきっかけを

僕が十勝で感じたことは、地域と言われる場所って、基本的に受け身でいるとつまらないことの方が多いけど、この地域を何かもっとよくしようと思えた瞬間に、すごく面白くなるということ。

地域には、そういったクリエイティブ気質の人を受け入れられるような雰囲気があればいいと思うし、自分の生き方と働き方が一致する「生業」みたいな感覚を地域でもつことができると、人生が豊かになるのではないかと思います。

SMOUTを、そういったことを考えるきっかけになる存在にしていきたいです。

文 高橋優磨


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