見出し画像

ベンチャー社長に聞いた話のお裾分け ~TOYKAKE:セルフコーチング支援~

「あらゆる人の世界が変わるキッカケを」をミッションに掲げるTOYKAKE(トイカケ) というベンチャーの社長に「起業から現時点まで」のお話を伺う機会に恵まれたので、自身にとっての備忘録とお裾分けを兼ねてnoteに整理します!(内容についてはいずれも掲載許可を取得済みです✨)

1.TOYKAKEについて(セルフコーチング支援)

今回話を聞く機会に恵まれたベンチャーはこちらになります。代表の方が "新卒入社した会社にて感じた原体験" を元に昨年(2021年)に起業され、まもなく起業から1年を迎えられる状況とのこと。

ここまでは自己資金を主な運転資金として数名の社員で運営しながら、事業のコアとなる予定の "セルフコーチングアプリ『トイカケ』" のβ版サービスをまもなくリリース出来るところまで漕ぎ付けた状況とのことでした🎉

9月上旬にリリース予定のβ版サービスのイメージ画像 / 古平さんより提供)

それに合わせ、まもなく本格的な資金集めも開始するとのことで、(本noteへの記載は控えておりますが) 資金集めの目標額や今後の事業目論見などの話も伺いました。

(β版サービスの体験希望数の登録数はすでに400名を超える状況 ※上記HPから申し込み可

2.ベンチャー起業から現時点までの話より

TOYKAKE の起業からここまでの約1年間の中での奮闘を今回聞かせて頂いたのですが、印象に残ったポイントを3つ (+1)紹介したいと思います!
ーーー
①"その道の専門家"にサポート/協力を仰ぐヒント
②仲間集めにおいて、最初の違和感は必ず当たる
③戦略的差別化キャッシュ事業を設定する
〇余談:身内から資金を集めることも立派な投資集め
ーーー

①"その道の専門家"にサポート/協力を仰ぐヒント

TOYKAKE の話を伺っていて、最も驚いたのは 幸福学の第一人者 前野隆司教授サポートの元で 前野教授が提唱している幸福度を測る指標を活用させてもらっているということ。

働き方改革が議題となる昨今、前野教授は多くの企業やイベントにひっぱりだこのイメージがあり、このサポートの話を伺った時に、率直に「なぜ、前野教授にサポートして貰えたのか?」という疑問が浮かび、思わず伺ってしまいました。

(ひっぱりだこからの蛸のキャプチャー、何となく追加してみる)

その疑問に対する回答は至極シンプルで「参画したアクセラレーションプログラムのコミュニティーマネージャーの方が前野教授と懇意にされており、そこから繋いで頂いた」とのこと。

このエピソードを交えつつ「アクセラレーションプログラムは、ご多忙な有識者と密な関係性を築く非常に貴重な機会である」との示唆を頂きました。

実際に古平さんにおいては "有識者との密な繋がりを得続けるためにもアクセラレーションプログラムへの参画は絶やさない" とのことで、有識者/専門家とのネットワークを常に広げながら、状況/フェーズに応じて相談できる専門家やメンターの方を確保することで "避けられる失敗を避ける" ということを実現しているとのこと。非常にリアルな話だなと感じる次第でした。

~メモ( ..)φ_~
TOYKAKEを起業のキッカケは、<起業前に在籍していた会社の "社内新規事業育成プログラム(think beyond)" の中でグランプリを受賞し、審査員の方から「起業してはどうか?」と背中を押して貰ったことだった> とのこと。
「7月に言われて、11月には当時の会社を辞めて起業しました」とのお話でその決断力/スピード感に驚かされました!Σ(゜ω゜)!!

(TOYKAKEが提供するサービスが対象とする状況例 / お話を伺った際の資料より)

②仲間集めにおいて、最初の違和感は必ず当たる

"最初3名で起業するものの、他2名は紆余曲折を経て離脱した"との話の中で「入り口で感じた”違和感”は、その後必ず当たる」という提言がありました。

”違和感が徐々に形となり、起業メンバーの離脱が現実になろうとする数ヵ月間”は、事業の進捗も芳しくない状況になり、起業後間もないベンチャーとして非常に苦しい状況に追い込まれたとのこと。

この様な経験を元に、今は新たなメンバーの参画においては「TOYKAKEのミッションに強く共感の上で、"TOYKAKEとしてのコト起こし"に集中して事業推進して貰える方か?」を見極めることを大事にされていることでした!

~メモ( ..)φ_~
TOYKAKEがミッションと掲げられるのは「あらゆる人の世界が変わるキッカケを」。代表の古平さん自身が、 新卒入社した会社で働く中で感じた原体験がミッションの軸となっているとのことでした。

(掲げられるミッション / TOYKAKEのホームページから抜粋)

また、メンバー集めにおいては「ミッションに共感して貰えても、(相手の仕事の都合などにより)すぐに参画して貰える訳ではない」という立ち位置の元で「メンバーが必要になってから声をかけるのではなく、常に仲間集めを行っている」とのお話も合わせて伺いました。それにより、新メンバー参画のチャンスを逃さない様にしているとのことでした💡

(社員信条 "5 Values" はとても素敵だなと感じました! / お話を伺った際の資料より)

③戦略的差別化キャッシュ事業を設定する

日々、資金残高との闘いとなるベンチャーにおいては油断すると「資金(キャッシュ)は得やすいが、ミッションへの関連性が薄い事業に足を踏み入れたくなってしまう」とのこと。

そのためTOYKAKEにおいて、
 ①ニーズ・課題の潜在化の程度 (顧客サイド)
 ②提供できる課題解決のインパクト (事業サイド)

を2軸として事業ポートフォリオを整理し、資金(キャッシュ)は得つつもミッションへの関連性も確保した「戦略的差別化キャッシュ事業」という枠組みを置いているとのこと。(一部、弊員の解釈を含みます)

~メモ( ..)φ_~
少し補足しますと「戦略的差別化キャッシュ事業」は、事業運営を行うための資金を稼ぎながら、本丸であるセルフコーチングアプリをリリースした際の顧客候補集団を確保して行くような活動になっている様に感じました。

(戦略と言えば、諸葛亮孔明? ※本文には関係ありません 笑)

具体事例としては、TOYKAKEのHPに掲載されている「対話型ワークショップ『Toycolar』」が「戦略的差別化キャッシュ事業」に該当するとのこと。

本記事記載 (2022年8月)時点では ※募集終了※ となっていましたが、日頃社内外でワークショップを開催する身としては、"募集再開の際には一度参加してみたいな" と思う次第でした!

(対話型ワークショップ『Toycolor』 / TOYKAKEのホームページから抜粋)


〇余談:身内から資金を集めることも立派な資金調達

最初、起業する際の自己資金は "自身の貯金をメインとしながら、自身を応援してくれる身内を始めとした身の回りの方から集めていった" とのこと。

いきなり投資家などから資金集めを行った訳ではないが、その対応に関して起業に関する有識者からは「それも立派な資金調達だよ」とのことを言葉をかけて貰ったとのエピソードを伺いました。

「資金調達」と聞くと、どこか "エレベーターピッチからのプレゼン" という先入観がありましたが、創業期をおいてはその限りではなく、"むしろ身の回りで集められるところから集める"ということは「立派な資金調達方法の1つである」という話は自身の先入観も相まってを非常に印象的な話でした。

~メモ( ..)φ_~
これから(※本記事記載 2022年8月) 年末にかけて本格的な資金調達を開始するとのこと。資金調達の目標額は "β版の次に当たる正式アプリのリリースと一定規模までのグロース" に向けて必要な想定費用から逆算して設定されている、との話でした。

3.最後に紹介!

本記事は以上ですが、最後に TOYKAKE代表の古平さんがご自身で書かれているnote もご紹介します!非常にリアルな言葉で綴られており、とても読み応えがあるnoteですので、もし良ければ合わせてご参照ください♪ ✨

こちらはTOYKAKE代表の古平さんのツイッター。フォロー大歓迎とのこと ♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?