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新卒1年目でメンタルダウンしたあのときの自分を、セルフコーチングアプリで救いたい

はじめまして。古平翔太と申します。
「セルフコーチングアプリ」を開発する株式会社トイカケで代表をしています。

このnoteでは、創業の背景と今後成し遂げていきたいことをお伝えできればと思います。

長期インターンで新規事業の立ち上げを経験し、新卒でNewsPicksに入社。
社会人生活にワクワクしていた僕が、なぜメンタルダウンに陥ったのか。そして、なぜ起業することになったのか。

思い残すことなく自己開示していくので、これから何かにチャレンジしていく方の背中を少しでも押すことができればと思っています。応援シェアをしてくださるととても嬉しいです。全力でいいねしにいきます!

トイカケでは、現在創業メンバーを募集しています。
ご興味を持っていただいた方はぜひお声掛けください!

トイカケは何をつくるのか

株式会社トイカケは、「自分がどうしたらいいか分からない」と悩む社会人向けに、「自分を知る」ことを通じて、メンタルダウンを防ぎ成長を促す「セルフコーチングアプリ」を開発しています。

今回のnoteでは、サービスの具体的な内容ではなく、このサービスの立ち上げに至った経緯を深く掘り下げてお話します。具体的なサービス内容が気になる方は、カジュアル面談にて別途ご紹介させていただきますので、ぜひお気軽にご連絡ください!

ワクワクで始まった社会人生活

社会人生活の始まりは、僕にとって希望に溢れたものでした。

僕が新卒でNewsPicksに入社した理由は、大きく2つあります。

1つは、学生時代にサッカーサークルのメディアを立ち上げた際、ビジネスを通じて情報と機会の提供によって、身近な世界が変わっていくことのおもしろさを体験していたから。
もう1つは、インターン時代に学生向けメディア『HOPE by NewsPicks』の立ち上げに関わり、誰かの心に火が付き人生が変わっていく瞬間を目の当たりにしたからです。

元々、僕は「社会に出ること=ネガティブなこと」だと考える学生でした。

こんなに楽しい大学生活が終わる。これからはお金のために働いて、疲れて週末を迎えるんだ...そんな社会人生活を想像し、絶望して、大学院に進んだのも就職から逃げたかったからでした。

そこから、学生団体を立ち上げていく過程で尊敬できる起業家の方と出会うことで、「社会に出ることはネガティブなことばかりじゃないんだ」と思えるようになったんです。社会への絶望が希望に変わる、自分にとってはとても大きな出来事でした。

ちょうどその頃、長期インターンをしていたNewsPicksから立ち上がった新規事業が『HOPE by NewsPicks』でした。

「若者の未来に、HOPE(希望)を。」を掲げるメディアで、
まさに自分が苦しんでいた「社会への絶望」を解消する事業でした。

インターンとしてHOPEの立ち上げに関わった期間は、大変でしたが、本当に楽しかったです。様々な発信、イベントを通して、社会に絶望する学生たちに希望を届けることができたと思います。

この事業を通して、自分のミッション「誰かの人生が変わるキッカケをつくること」を見つけることもできました。

社会人生活が始まる頃には、絶望ではなく希望を抱えて、「NewsPicksに入って、HOPE事業を拡大させていこう」と、非常にワクワクしていたことを覚えています。
ですが、そこから半年後、僕はメンタルダウンに陥り、まともに働ける状態ではなくなってしまったんです。

メールの文面が読めなくなった日

インターン時代からお世話になったNewsPiksに希望を持って入社して、大好きだったプロダクトに携わっていたのにも関わらず、なぜメンタルダウンに陥ってしまったのか。

一言でいうと、仕事的な悩みとプライベート的な悩みを同時に抱え、誰にも相談ができなくなってしまったからです。

仕事の面では、リモートワークでの業務に適応することができず、早く成果を出し活躍しようと焦るあまり、空回りを続けました。空回りをすることでトラブルも起こすようになり、各方面から指摘をもらうことも増え、次第にチームから孤立していくような感覚を持つようになりました。

(今思い返すととてもいいアドバイスをもらえていたのですが、自己肯定感が下がっていた当時は、それを受け入れることはできず、日々追い込まれるような感覚でした。)

また、プライベートでは、外出自粛により長い時間顔を突き合わせることになった家族内で問題が生じ、頻繁に口論が聞こえるようになりました。
日中の仕事では成果を出そうと焦って空回り、朝晩は家族の口論に挟まれる期間が数ヶ月続きました。

当時を振り返ると、「自分でもどうしていいか分からない」という状況になっていました。

徐々に、朝起き上がることがなかなかできないなどの症状が出始め、心と体が不安定になっていきました。

自覚したのは、メールの文面を読めなくなったときです。

何度読み返しても文章が頭に入ってこず、一つのメールを読解するのに休み休み読んで20分かかってしまうような、明らかに正常ではない状態になっていました。

それまでは、「メンタルクリニックにかかったら自分のキャリアはお終いだ」くらいに思い、頑なに行くことを拒んでいたのですが、これがキッカケで診療内科に行き、上司にメンタルダウンの状態をカミングアウトしました。

その後、上司に自分の状態を共有したことで仕事量を調整してもらい、周囲の方のサポートもあり、それ以上の悪化を防ぐことができました。

当時はどうすればいいか分からず逗子の夕日を延々と眺めたりしていました

自分の状況を誰にも相談できないままメンタルダウンしていく間、何もケアをしていなかったわけではなく、思いつくサービスは片っ端から使っていました。

書籍を自分で読んで、マインドフルネスやジャーナリングなどの認知行動療法を取り入れてみたり、LINEトークCAREでカウンセラーの方とお話をしたり、厚生労働省が推奨している、いのちの電話という相談窓口にも電話をしていました。

ありとあらゆるサービスを使って、一時的に気持ちが楽になるものの、自分の状態を明確に改善することにはつながりませんでした。

自分を救ってくれた2つのサービス

様々なサービスを調べて試す、暗中模索を続けていると、自分のメンタルを大きく回復させる2つのサービスに出会います。

1つ目はコーチングによる内省とアート思考を取り入れた対話型ワークショップの『Korecolor』です。

インターン時代の友人のFacebook投稿を見て、直感的に今の自分に必要なサービスだと思い、その日の夜には体験会に参加していました。メンタルダウンの間はネガティブバイアスに引っ張られ、自分のことを責めることがほとんどでした。

それがKorecolorを通じて、「ポジティブに自分を知ること」を実践することができ、加えて「自分がこれからどうしていきたいか」が分かってきました。

ただ、こういった非日常的なワークショップは、受けたときは満足するものの、日常に戻るとすぐに忘れてしまうものです。

そんな課題感を持っていたときに、2つ目のサービスが自分のコンディションを高めてくれることになります。

それが、一緒に新規事業プログラムに参加していた、日野空斗(共同創業者)からのメンタリングです。

日々、自分の状態に合わせて日々問いを投げかけられることで、その日起きた出来事(例えばこれまでは「良いアドバイスを指摘として解釈していた」ようなこと)をポジティブに解釈することができるようになりました。

ネガティブバイアスに引っ張られず、「自分は否定されているわけじゃない」と大きな気づきを得る経験となりました。

問いかけを日常的にもらい話していくことで、次第に自分の思考が変わっていき、メンタルダウンから立ち直ることができました。

どうすれば自分と似た境遇の人を救えるか


当時、自分の苦しかったことやどうにか立ち直れたことを周囲に話していたのですが、同じような苦しみを抱いている人がたくさんいることを知りました。

ただ、多くの人が自分よりももっと長い間苦しみ、休職するまで追い込まれるケースも少なくありませんでした。

自分がメンタルダウンを乗り越え回復できたのは、たまたま運よく2つのサービスに出会えたから。そのサービスを悩んでいる人に届けることができれば、救いになるんじゃないか。

自分の使命は、ここにあるんじゃないか。そう思うようになっていきました。

そこからは解決策を作るため、メンタルヘルスに課題を抱える若手社会人にヒアリングを行い、プロダクトの仮説検証を重ねました。

ネガティブバイアスを回避できること。
日常的にポジティブに自分を知れること。
自分がこれからどうしたいかが分かること。

結果的にたどり着いたのが「セルフコーチング」というコンセプトでした。

MVP(必要最低限の機能を備えたプロダクト)を作り、体験してもらうと、顧客からは非常にポジティブな反応をもらうことができました。

ひとりでもポジティブに自分を知ることができ、行動が変わっていく。

当時は数人単位でしたが、それでも自分のビジョンである「誰かの人の人生が変わるキッカケをつくること」を0→1で実現できすることができました。

結果的に、出場していたユーザベースの新規事業プログラムではグランプリを受賞し、起業することにしました。事業の立ち上げフェーズでサポートいただき、起業を送り出していただいたユーザベースには感謝してもしきれません。

優勝が決まったときのハイタッチは最高の瞬間でした

なぜ起業をすることになったのか

トイカケは、ユーザベースの社内新規事業プログラムで通過した事業内容なのですが、独立・起業をすることになった背景を簡単にご説明します。

まず第1に、ユーザベースが掲げる「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる。」というパーパスにある、「経済情報」というドメインに合致していないということがあります。「誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」という観点で、トイカケはそのベースをつくるサービスだと思っているのですが、すぐすぐ事業シナジーを生み出せるか、と言えば、「まだサービスリリースしていない状況で断言できない」という状況でした。

2つ目の理由は、ユーザベースの経営陣が、僕たちが起業した会社に出資を検討するという選択肢を提示してくださったことです。もともと、ユーザベースの新規事業として通らなかった場合、「自分達で起業してサービスを立ち上げよう」と話をしていたこともあったので、その辺も経営陣にも伝わったのかもしれません。

社内事業として立ち上げるか、独立起業して出資を検討していくか。大きくこの2つのオプションを提示していただき、最後は自分で決めていいと言ってくださったユーザベースには今でも感謝しきれません。

しかし、新卒で入社し活躍をしないまま退社することに罪悪感を感じる自分もいて、すぐに言い出せなかったのが正直なところでした。

数日間経営陣とも話をさせてもらい、起業を決意することになったのですが、最後は「迷ったら挑戦する道を選ぶ」というユーザベースのバリューに立ち戻り、「10年後振り返ったときに後悔しないか」「事業のポテンシャルを最大化できるのはどれか」という2つの観点に絞って意志決定をさせてもらいました。

卒業する際、いろんな方にお祝いしてもらったのが今でも力になっています

起業してからの苦しみと学び

実のところ、起業をする直前の2021年10月、エンジニアメンバーがジョインすることになりました。
起業準備中の期間で出会ったエンジニアの中で、最も技術的に優れ、一緒に企業カルチャーをつくっていきたいと思えた人でした。

しかし、その彼とは何度も話し合いを重ねた結果、お互い別々の道を歩むこととなりました。

誰が悪かったという話をするつもりはないですが、この別れは代表である自分自身が至らなかった部分が大きく、2つの原因がありました。

まず、1つ目の原因は、入り口でミッションへの共感度合いが低い状態で巻き込んでいってしまったことです。彼が優秀であることを周囲から聞いていた自分はどうやったら仲間に巻き込むことができるかを考えていました。

彼のWillが他のところにあることを薄っすらと分かりながらも、つくっていく中で次第にモチベーションが上がっていくだろうと高を括っていたのですが、現実はそうはなりませんでした。

この経験から、相手のWillを聞いた上で、事業の内容との紐付けを無理にしようとはせず、本人の素直な気持ちから出てくるWillと自社のWillが重なることができるかを対話を通じて考える必要があると痛感しました。

2つ目の原因は、自分が開発者の視点に立ってプロダクトの進行をリードできなかった点です。自分はコードを書くことができないため、PdM的に開発とのコミュニケーションをリードしていかなくてはいけなかったのですが、プロダクトの立ち上げ経験もなかったことから、何をしていけばいいかを委ねてしまっていました。

また、開発の要望に関しても、かなり抽象的な依頼を投げしてしまい、「この人は開発の気持ちを分かろうとしていない」と思われてしまったと思います。

プロダクトの立ち上げ経験は今からつけることはできないので、PdMをされている方やプロダクトをリリースした起業家から話を聞き、進行についてのイロハを絶賛インプット中です。

プロダクトドリブンなテックカンパニーを目指すため、自分もコードを書きプロトタイプレベルはつくれるようになろうと思い、3月からジーズアカデミーという、起業家・エンジニア養成学校に通い始めました。

毎週の課題に悪戦苦闘しながらも少しずつものづくりができるようになるのはとても楽しく、新しく入ってもらったエンジニアの方と開発の議論を進めていけるのを今からワクワクしています。

そして、これから

これまでは、トイカケを創業するに至った背景と創業後の半年について振り返ってきました。ここからは、トイカケの現状と今後のマイルストーンについてお話をしていきます。

創業してからここまで、セルフコーチングというコンセプトのサービスがお金を払っても使いたいと思うのか、という点をノーコードで作成したα版によって検証を行い、有料会員として利用してくださる方も増えました。

解約された方にもヒアリングを行い、価値提供をする上での障壁となるハードルを潰していくことで、課題を解決していくことができると思っています。

年内にクローズドでWebアプリをリリースし、事前登録いただいている方を対象に体験していただく予定です。その後、スマートフォンアプリの開発をスタートし、23年4月に正式版ローンチを目指しています。(HPのサービス先行案内から友達登録いただいた方から、順次ご連絡をしていきます)

最後に、メッセージ

皆さんお忙しい中、ここまでnoteを読んでくださりありがとうございます。想いの丈が溢れつい長くなってしまいましたが、そろそろ創業noteを〆させていただこうと思います。(これでもかなり削りました笑)

トイカケでは、これから0→1の開発を共に行う、一人目エンジニアを募集しています。

セルフコーチングアプリ「トイカケ」に少しでも興味を持ってくださいましたら、まずはカジュアルにお話をさせてもらえると嬉しいです。
(面談時にプロダクトの詳細をご紹介します!)

募集要項等はYOUTRUSTにて記載しておりますので、お気軽に「話を聞きたい!」を押してください!

最後に、創業期のトイカケで働いている中で感じる面白さ、やりがいや魅力について、お話をさせてもらえればと思います。

皆さんは、人生で不安や孤独を感じたり、迷ったりした瞬間に立ち戻る拠り所はありますでしょうか。日本人では、あまり一般的ではないかもしれないですが、世界を見渡してみると、宗教的な教えがバイブルとなって沢山の人の心を支えています。

それでは、テクノロジーを活用したプロダクトで、そういったバイブルのようなものは何かイメージできるものは何かありますか。テクノロジーの発達により沢山のことが便利になりましたが、まだ人生の拠り所となるようなプロダクトはまだ出てきていないと思っています。

色々な方にトイカケのテストをさせてもらう中で、トイカケは人間の孤独や不安といった普遍的なテーマにおいて、人生の拠り所なるプロダクトになっていくのではないか。

誰かが苦しんだ時、トイカケを使うことで、その人の人生が変わるキッカケをつくれたときのことを想像して仕事ができることに幸せを感じています。

スタートアップを創業することは、日々トラブルの連続ではありますが、この未来のイメージが自分達の支えになっています。

また、トイカケは現在0→1のフェーズの真っ只中で、プロダクト開発をスタートさせる今は、ちょうど0→0.5のタイミングです。スタートアップに転職したとしても、すでにプロダクトがリリースされている状態では、世界にないものを生み出す0→1のタイミングは過ぎていることが多いですし、このタイミングの創業期に出会い、世界観に共感できることはとても稀なことなんじゃないかと思っています。もしかしたら、一生に一回チャンスがあるかないかのものかもしれません。

「〇〇の準備が整ったら」と人はつい行動や決断を後ろ倒しにしてしまいますが、その準備が整うことはなかなか訪れないですし、その準備が整ったとしてもまた新しい人生の課題が訪れます。一歩踏み出し挑戦することはたしかに怖いです。

しかし、人生で最も若い今日この日に、noteを最後まで読んでくださり、共感してくださった方がいたのであれば、ぜひ新しい一歩を踏み出してみませんか。トイカケが皆さんが踏み出す一歩の後押しをすることができたら嬉しいです。

株式会社トイカケ 代表取締役CEO
古平翔太


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