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第4回 ON READING 黒田義隆さん 杏子さん
黒田義隆 黒田杏子
大学卒業後、夫婦で本屋を始める。「感じる、考える人のための本屋」をテーマに、名古屋市千種区で「ON READING」を営む。新刊本、リトルプレス、古書、C D、雑貨を取り扱う。ギャラリーを併設し、展示会やワークショプも開催している。
― PONYO BOOKSの3回目のインタビュー後に、感じること、考えることの大切さに改めて気付いたんですが、その時ON READINGさんも「感じる、考える人のための本屋」ってお店に書かれていたことを思い出して、今回お話を聞かせていただきたいなと思いました。まず、そのことを掲げたのはどのような理由からでしたか?
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義隆 実はこのコンセプトは途中からつけたんですよ。当初は、作り手の人の温度が伝わる本をセレクトしている本屋とか、紙媒体のコミュニケーションというようなことを掲げていたんです。僕たちはあまり、実用書とか、こうしたら成功します、みたいなビジネス書に興味が無くって。それよりも読んで自分の心が動かされたりとか、そこから新たな問いが生まれたりとか、そこで答えが出るんじゃなくてそこから何かが始まる、自分で答えを見つけようとするっていうきっかけになるような本が好きだったんですね。こういう時代だからこそ、そういう本を手渡していきたいなと改めて思って。そこでそういうフレーズになったんです。
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