2歳の息子に、おもちゃの片付けを教えてみた

2歳の息子は、おもちゃで遊ぶのが大好き。遊び部屋には、収納棚に収まりきらないほどのおもちゃがたくさんあります。

息子は、一通り楽しんだ後、おもちゃは片付けません。いつもそのまま放置です。足のふみ場がありません。

そんなとき、誰が片付けるのかというと、ぼくです。目に止まった家事はやらなくちゃ気がすまない性分なので。

とはいえ、毎回片付けをするのは正直疲れます。奥さんだって、片付けるの面倒くさいだろうなと思います。

そこで今回は、息子に片付けを教えてみたので、このことについてnoteにまとめます。

「お片付けして」って言っても伝わらない

試しに、「お片付けしよう」って伝えてみました。

おくらづけ!おくらづけ!

なにやら美味そうな食べ物が誕生しました。息子よ、オクラって美味しいよねぇ!!

しかし、片付け自体は全くできず、ひたすら「おくら〜、おくら〜」と言って、ぼくがお片付けしてるのを見ているだけです。

やはり、一筋縄では行かないですね。

なぜ、『お片付け』って言葉では伝わらないのか

どうして息子には『お片付け』という言葉では伝わらないのか自分なりに仮説を立ててみました。

日頃の観察から推察すると、息子が行動を覚えるパターンは、

【仮説】
①言葉の発音を覚える
②行動と言葉を紐づけて覚える
③行動を真似して動きを覚える
④言葉を聞いて行動ができる

という流れのようです。

この流れに沿って『片付け』を教えればいいのだなといきたいところでしたが、

片付けには、ものを『探す』『拾う』『棚に戻す』など色々な動作がある。

毎回異なる動作で片付けをして見せれば、どんどん片付けのイメージが上書きされて、想定した行動がとれなくなるんじゃないか?

という懸念が浮かびました。

そこで、片付けに必要な動作を一つ一つ分解していくことにしました。

併せて、それらの動作に対して、息子に伝わる表現を探してみます。

『お片付け』の動作を一つ一つ分解する

息子にさせる片付けでは、下記の流れを作ります。

①そのおもちゃで遊ぶのは終わりだと理解する
②そのおもちゃを袋に入れる
③袋に入れたおもちゃを棚にしまう

新しいおもちゃを引っ張り出すごとに、この一連の流れを息子ができるように、促してみます。

①そのおもちゃで遊ぶのは終わりだと理解する

息子は普段、『おしまいね』と伝えることで、終わりを理解しますが、

いつでも『おしまいね』で物事が円滑に進むなんてことはありません。

そのおもちゃで楽しく遊んだ余韻が残っているうちは、一向に手放そうとしないので、意識を逸らす交渉術が必要です。

新しいおもちゃにも意識が向いてるので、そこをうまくつきます。

『新しいおもちゃで遊ぶなら、このおもちゃはおしまいね?』

はじめは、「いやだ、いやだ」となりますが、『新しいおもちゃとこのおもちゃどっちがいいか』の判断になるので、自然と新しいおもちゃを選びます。

もし、どちらかを選ぶのがヤダヤダとなるなら、息子の反応を真似て同じようにヤダヤダ言ってゴネます。

息子がどっちか決めるまで、ぼくもゴネながら辛抱強く見守ります。

②そのおもちゃを袋に入れる

個人的には、この段階が結構難しいです。

①で新しいおもちゃに意識を向けることで、『手元のおもちゃで遊ぶのはおしまい』だと理解することができるようになりますが、

次に、手元のおもちゃをおもちゃ袋に入れることを促さなければなりません。

新しいおもちゃで遊びたい気持ちが顔を出しているので、一筋縄では行きません。

そこで考えた作戦が、

おもちゃを袋に入れることを遊びに変える

です。

我が家では、おもちゃを一つ袋に入れるごとに、ぼくが息子を笑わせることにしました。

おもちゃを袋に入れると、パパが面白いことをしてくれるんだ

と理解させます。要は、『なにかアクションを起こすたびにご褒美作戦』です。

ただし、ご褒美作戦を使いすぎると、今後ご褒美がないと動かない子になるかもしれないので、おもちゃを2,3こ入れたら、ご褒美から『褒める』作戦に切り替えます。

『すごぉ〜い!!!さすがだね!!!』

うちの息子は、途中からドヤ顔でおもちゃを袋に入れ始めます。

いつもうまくいくわけではないと思うので、まだまだ表現は研究です。

③袋に入れたおもちゃを棚にしまう

②で、遊び終わったおもちゃを袋に入れ終えると、こちらの要望を聞いてくれるようになるので、スムーズにおもちゃを棚に戻してくれます。

棚に戻さないと新しいおもちゃで遊ぶことはできない約束にしてるので、

途中で新しいおもちゃに手を出そうとしても、一切許しません。笑顔でおもちゃをやさ〜しく取り上げます。

あれぇ、このおもちゃを棚に戻してからのお約束だったよねぇ〜??

この言葉をかけつつ、見守るだけです。

一度でも、息子の要求を飲んでしまえば、あの手この手で、新しいおもちゃで遊び始まりますので、心を鬼にして笑顔で見守ります。

この妥協をゆるしてしまうと、色んな場面で使ってくるので、本当に子どもって頭いいなと感じます。

集中力はまだまだ短いから、できることを増やしていく

新しいおもちゃで遊ぶ前に、それまで遊んでたおもちゃを片付けさせるのは、子どもの集中力が短いことを考慮してのお約束です。

いちいち片付けさせるのが面倒だからと、最後の最後に片付けさせたこともありますが、

高確率でお片付けを途中放棄されます。

下手すりゃ、異様な集中力で無視されます。↓の時みたいに。

片付けている途中で、色んなものが視界に入るので、いずれ誘惑に負けるんですよね。それは、仕方がない。

誘惑に負けてる状態のときにむりやり片付けさせるのは、

本人にとって『嫌なことをむりやりさせられること』と同じだと思うので、子どもの成長には良くないなと感じます。僕が同じことされたら、純粋に嫌ですし。

なので、はじめの段階は、やるべきことにこまめに向き合うようにして、次第にやるべきことに向き合う時間を伸ばしてみる。

そうした習慣ができてくれば、やるべきことへの集中できる時間も伸びてくるかなと思っています。

今の段階で、好きなことをやってるときは、数時間ずっとやってられる子なので、

いずれ何事に対しても一定時間集中できるようになると思っています。


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