見出し画像

09.Aug.2011 (Thu) - Unknown, India

自分はものすごく運が良かったのだと思う。
旅中に大きな事故や事件、また怪我や病気になることはほとんど無かった。
もちろん、そうなる可能性はできる限り排除して行動していたのだが。

ただ一回、そのときだけを除いて。

そう、呼ばれていなかった国、インド。 (#16)

デザート類の甘いものが苦手という以外、何でも食し、飲む。
そんな自分が、唯一と言っていいほど手が伸びなかったもの。
何があったのか、何を思ったのか、辿り着いてしまった集落。
そこで出された、自家製の酒がこの写真。

何から作っているのか、全くわからない。
いや、聞いたが理解ができない。
ただ好意だけは伝わっていた。

その味は発酵した酸味に加え、独特な甘さ。

そう聞くと、そんなに不味かった?と思うかもしれない。
そもそもだいたいのお酒は、発酵途中はそんなものでもある。

それが。
『出されたものは全部綺麗に食べなさい』と育てられた自分が、
口をつけた瞬間に「これはあかん…」と。

グラス一杯を飲み切り、精一杯の笑顔で「お腹いっぱい」と誤魔化したね。
ここで詳しい表現を躊躇うほどの風味であった。

この集落を後にした直後、体調を大きく崩したんやけどね。
その原因は、その集落で滞在中に入った川かと考えていたが。
もしかしたらこのお酒も原因やったんかも…

何故、この集落に?
何故、そんな川に?

その辺りは長くなるので、また写真が出てきたときにでも。
あのときのインド旅は、ほんまに…ね。

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?