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メンターとの再会、新たな出逢い、そしてちょっと前進

前回の記事でカウンセリングに通い始めたことを記載しましたが、そんなタイミングで見事にメンターと約6年ぶりの再会を果たしました。

メールやzoomなどで連絡は取っていたものの、対面で会うのは6年ぶり。

歓喜のハグから、ノンストップで近況報告。とにかく、お互いに話が止まらない。

今回の再会で得たヒント

1つ、彼女と色々な話をしていく中で気付けたのはタスクの切り分けの重要性でした。

これは岸見 一郎/古賀 史健著「嫌われる勇気」で日本でも一躍有名となった、心理学者アドラーも提唱している考え方で(そしてアドラーはオーストリア出身!急に身近になりました)、なにか不快な事が起きた時、それは他人の課題に介入しているか、もしくは自身の課題に他人に介入されていることが問題という考え方です。

例えば今回の例でいうと、

「もしかしたら他人を感情を害したかもしれない」ということで、私は1人悶々としていましたが、私が意図して相手を傷つけていないのであれば、どう受け取るかは相手のタスクであり、私がコントロールするところにはない、ということなのです。

カウンセリングでも、言われたのが

あなたも誰かの言動によって傷ついた経験あるよね?でも話を聞いているとその傷ついた心をどう対処するか、術を持っているみたいね?ということは、他の人だって同じように対処方法持っていると思わない?

確かに、としか言いようがない。

おそらく、落ち込むタイミングはパターン化していて、ただ毎回応用されているので一見違う悩みに見えるのですが、根本は同じ、この介入が原因なのかもしれません。

悩むときは時間制限つき

それでもやっぱり悶々としちゃうことがあれば、時間を決めて悶々とするという方法もあるよ、とのこと。

例えば、20分、時間を決めて自分が悶々としているトピックについてとことん考える。ネガティブになってもしょうがない、自分のモヤモヤを開放する20分にする。

答えが出れば、それに基づいて行動すればいいし、でなければ、とりあえず放置。

これは試す価値ありだなと思います。

誰かが応援してくれているという事実

前回の記事で、メンターが辛いときに目の前にいるとしたら、なんと声かけてくれるか、カウンセラーに想像するよう促されたことを記載しました。

そのときに瞬時に浮かんだ言葉が

It is ok. You are doing fine.
大丈夫、あなたは十分頑張っている。

だったのですが、今回再会した際にメンターにこの話もしました。すると、彼女は目に涙を浮かべながら、その通り、まさにその言葉を言ったはずだ。と。

こうやって、全く他人とここまで通じ合えるという喜びと、内なる声を得たことで、いつでもどこでも彼女のアドバイスを聞けるんだという力を得た気がしています。

そして、彼女がいつも言ってくれるのが

I am a biggest fan of yours.
私はKayの1番のファンだから。

こうやって、家族でもない、恋人でもない、同じ国にも住んでいない、たった1年だけ同じオフィスで働いた元上司が、私のことを気にかけ、応援してくれるというのは、容易に得られることではなく、この幸運に感謝の気持ちしかないです。

そして新たな出会い

メンターとの再会から数日後、仕事で米国で開催のキャリアフェアに出展し、私の所属する高等教育機関を宣伝していたのですが、1人の日本人学生がブースを訪問してくれました。

彼女は日本の有名国立大学を卒業し、就職したのち、誰もが知っている米国の大学に留学中だとか。第三者から見るとエリート中のエリート。

そんな彼女が、米国で行われるキャリアフェアで日本人がオーストリアの高等教育機関の宣伝しているってどういうこと?というところから、私のキャリア形成に関してとても興味を持ってくれたようで、あれこれたくさん質問してくれました。

こんな私の個人的な生活、興味あるのかな?と思いきや、話してみると、彼女の目の輝きよう!やはり、夫や家族の協力を得ながら、自身のキャリアや興味分野を追求できているというところが、彼女も目指すところのよう。

理想的なキャリアです!とまで言われて、私よりも断然スペックが高い彼女からそんな事言われるなんて、光栄すぎました。

そして、そうか、これがバタフライエフェクトの一環なんだ。と熱い思いが込み上げてきました。

ちなみにバタフライエフェクトについての思いはこちらの記事に記載しています。

こうやって、別業界の女性で、さらに将来、私よりも影響力の高いリーダーシップポジションにつく可能性が高い人に、私もできるかもしれない、という勇気を与えられたら、これ以上の喜びはないな、と感じたのです。

一人でも多くの女性がはしごを外されずに、翼を折られずに、リーダーシップをとれる世界を実現するために小さな力になることが、私の1つの大きな夢です。

もしかして、この夢に一歩が踏み出せたのかな、と思うと胸がとても熱くなり、私も日々のメソメソを乗り越える強い原動力になる気がしています。

そして、その場に居合わせたイギリス人とルーマニア人の同僚

「彼女、Kayと話せて嬉しそうだったね」という同僚に、「うん、私の国際的なキャリア形成にインスピレーション受けてくれたみたい」と伝えると、

Well done, Kay
Kay、よくやったね。

と。

あはは、ありがとう、超高スペックの子が私のキャリアに興味持ってくれるなんてウケるよね〜

と軽く受け流そうとすると、

No, I mean, well done, Kay.
いや、本気で。本当に、素晴らしいよ。

と。同僚の温かい眼差しと、真剣な言葉に、目頭が熱くなるのを止められませんでした。

ちゃんと一歩ずつ前進している。

そしてしんどくなると、大丈夫、と声をかけてくれる人たちが現れる。

もう無理…と、へこたれそうになる日はまた必ず来るのだけれど、また色んなヒントを得ながら、支えてもらいながら、進んでいきたいと思います。

Last but not least,

今回の海外出張で一週間ほど、家を離れましたが、もちろんその間に家のこと、子どもの世話を対応したのは夫です。

そして帰宅時に「Mom, it was too long!(出張、長すぎ!)」といいながら、お土産を喜んでくれた子どもたち。

家族の存在に改めて感謝。

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