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中学受験の成功に向けて「謙虚さ」は忘れずに…

娘が通っている小学校は公立ですが、中学受験をする子どもが多いです。
長女のクラスは、中学受験組はクラスの8割ほどいます。

4年生頃から塾に通い始める子どもが増え、志望校への合格に向けて頑張って勉強をしています。
そんな子ども達を見て、今後が楽しみだなと思う反面、心配ごとも増えてきました。

謙虚さを忘れていませんか?

6年生になると受験勉強の疲れからか、自分のことしか考えられない子どもが増えてきたのです。
はっきり言うと、傲慢で謙虚さがない。

学校は「休む場所」「息抜きをするところ」だと言う。
学校の授業の内容は、すでに習っているから真面目に授業を受けない。

「先生が楽しい授業をしてくれたら静かに聞くよ」
上から目線で発言をしてくる。

「中学受験をしない人はバカ」
「塾に行っていない人はバカ」
受験をしない子どもたちに対して言い放ち、優越感に浸る。

根拠のない自信で歪んだプライドができてしまい、周りを見下したり、偏差値で人を判断する子が出てきました。

自分がこういう事を言ったら、相手はどんな気持ちになるのか。
相手の立場になって考えることをせず、勝手な発言をする子が増えてきたのです。

塾では成績順にクラスを分けているところが多く、席順を決めるところもあります。
劣等感を感じる場面もあるでしょう。

また、「入試」という未知のものに漠然とした不安もあるのだと思います。
そういったストレスを、学校で発散しているのかもしれません。

失敗が怖いのだと思います。
誰でも失敗は怖い。
私も娘の成功を祈っています。

ただ、本番で失敗をしないように、「今」失敗をする必要があると私は思っています。
その失敗に対して、どう捉えるかがとても大事だと思います。

謙虚な子どもは、失敗をしても成長の機会だと捉えます。
次につなげるために、向上心を持って学ぶ姿勢が見られます。

自分を冷静に見つめて自省する。
自分の限界を超えて成長ができるように、常に努力をしているのです。

反対に、謙虚さが欠けている子どもは、自分の失敗を他人のせいにしてしまいます。

プライドが邪魔をして、素直に受け入れられないのです。
自己成長のチャンスを、自ら逃しているのです。

中学受験での志望校の合格は、ゴールではありません。
人生の段階の一つにしか過ぎないのです。

志望校へ行けたとしても、その後も引き続き学びと努力は必要となります。
周りへの感謝を忘れず、謙虚さをもって自己成長をし続けてほしいなと思っています。

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