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【企画】RICO@リコってどんな人? 本当のリコを知るための1万字スペシャル座談会【前編】

この座談会は2020年10月26日(月)に行われました。

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人と人をつなげ、面白い企画やイベントを
立ち上げつづけているリコ。
そんなリコとはいったいどんな人物なの?
知っているようで知らないリコの本当の
キャラクターをあらわにするため
プロ&アマチュ アドラマーの3人が集まって
リコちゃんを質問攻めにする座談会を開催。

1時間半にわたって行われた座談会を
ノンストップ&NG 無しで
前編・中編・後編の
3回にわたってお届けします!

では、前編よりスタート♪

■出席者
●リコ

イデ ユキヒコ
キャリア30年を超えるプロドラマー。
社交ダンスの伴奏をはじめ
演歌、歌謡曲などのフ ィールドで活躍。
自身のミュージシャンとしてのこだわりよりも
クライアントが欲するものを 表現するために
全力を尽くす職人ドラマー。小音量の演奏が得意。
Twitter: @drums_ide

新谷 康二郎
15才でドラムを始め
大学在学中にプロドラマーとして活動開始。
カリスマドラム講師とし ての知名度も高く
独自のテキストとカリキュラムに
基づいたレッスンを
生徒のレベルに 合わせて
分かりやすい最適なアプローチで提供。
度を越えたカレー愛好家。
Twitter: @koucrispy

スズキトシオ
キャリア10年ちょっとのアマチュアドラマー。
白髪にヒゲにレギュラーグリップの風貌が、
なんとなくドラムが上手そうと思わせるが
実はさほどでもない。
本職はフリーライター&インタビュワー。
Twitter: @gurautyo

Special Thanks
高級喫茶「古城」 (座談会会場提供)
1963年創業の店内は
昭和の古き良き時代の香りがそのまま残し
美しいステンドグラ スも
開店当時のままという貴重なもの。
シャンデリアや大理石に囲まれたヨーロピアンな
内装はいつまでも浸っていたくなる雰囲気です。
住所:東京都台東区東上野 3-39-10
営業時間 8:30~22:00(日曜・祝日定休)

■座談会・前編
「好奇心の塊で、ものおじしない突進力編」

●リコちゃんは人から奢ってもらうことが多い人?

スズキトシオ:以下「ト」)
  本日はお集りありがとうございます。
  今回の座談会の目的は
  しっかり者のリコちゃんが本当は
  どんな人なのかをあらわにすること。
  そこでリコちゃんと仕事 をした
  経験のある我々3人が集まって
  リコちゃんを質問攻めに
  しようという趣旨です。

新谷康二郎:以下「新」)
  よろしくお願いします~。

イデユキヒコ:以下「イ」)
  よろしくお願いします。

ト)いい年した大人のぼくら3人が
  リコちゃんから
  ご飯をご馳走になりながら
  座談会をするわけですが
  まずはリコちゃんって
  奢ることの多い人ですか?
  奢られる人ですか?

新)最初の質問がそれって(笑)

リコ)20代は奢られる方が多かったけど
   30代になって以降は
   奢ることが多くなりました。
   後輩に奢ることが多いですね。

新)ぼくにも奢ろうとするもんね。

ト)それは新谷さんが後輩だと
  思われてるから(笑)

イ)ぼくも後輩だと思われたい(笑)

リコ)会社の子は自分よりも年下ばっかり。
   一人暮らしの子も多いし。
   たまにはお肉も食べ たいよね~
   なんて思って奢りに
   行っちゃう感じかな。

ト)リコさんはマンガのお仕事以外に
  カーテン販売のショールーム
  でも働いてるんだよね。
  そこの若い後輩たちって
  自分から奢ってくれってアピールするの?

新)そんなはしたないことするの
  トシオさんだけだから(笑)

リコ)みんなで牛タン食べに行ってね
   いちおう各自で自分の分を
   頼んでそれ以外に私が
   ちょっといいお肉を追加で奢るって感じ。
   あと、私が仕事で助けてもらった子には、
   お礼として全額奢っちゃう!
   あとはちょこちょこお菓子あげるとか。

ト)年間でどのくらい奢ってる
  とか計算したことある?

リコ)ない!(笑)

新)ふつうはしない(笑)

リコ)でも来年は計算する(笑)
   あたしはお世話になってる
   ことが多いからそれで奢ることが
   自然と多くなるのかも。
   そうそう、漫画家のときは
   編集者さんが奢ってくれた。
   何食べたい か聞かれるんですよね。

新)仕事で認められる証拠だよね。

イ)そうそう。大事にされてる。

●職場では姉御肌?

ト)職場のリコさんって
  どんなポジションなんだろ?

リコ)今のショールームに勤めるようになって
   1カ月半くらいのときに様子を見に来た
   常務が私のことを見て
  「ここの主みたいになってる」
   って笑ってました。

新)分かる(笑)

リコ)わたしとは別の先輩が新入社員に
   教える立場になってるんだけど
   若い子は先輩に聞きにくいことを
   私に聴きに来るって感じですね。

ト)後輩から見たら優しくて
  頼りになる先輩なんだね。

リコ)いえいえ、たぶんわたしが
   ヒマそうに見えるんだと思う(笑)

新)リコちゃんってイライラしてるように
  見えないから聞きやすいんだよね。

リコ)そうなのかなぁ。

新)ほえーんとしてるからね(笑)

イ)ほえーん(笑)

ト)どんなこと質問されるの?

リコ)たとえばお客さんへのカーテンの勧め方。
   お客さんの前でコーディネーターが
   迷っちゃだめ。
   だから自分の中の“鉄板”の
   組み合わせを作っておくとか。
   自分の求めてるものが
   分からないお客さんには
   まず鉄板をたたき台として提示して
   そこから興味をさぐって
   希望にあったカーテンを
   選んであげるみたいな。

イ)分からないお客さんから見ると
  すごく頼りになるよね。
  リコさんが言うなら
  間違いないって思えちゃう。

リコ)この仕事、それなりに長く
   やってますからね(笑)。
   ショールームで接客って
   各々自分のテンポがあったりして
   でも一応暗黙ルールもあったりするの。
   新入社員や異動したスタッフは
   定期的にテストされたりするんだけど
   わたしが異動したときはそのテスト
   やらなくていいからって言われたり。
   地味に長く勤めてるから
   だいたいできるでしょ判断で・・・
   もう20 年以上になるんですよね。
   今の常務が新入社員のころを
   知ってるくらいで(笑)

イ) 影のフィクサー的な(笑)

●職場の人と接するときとドラム関係の人たちと
 一緒にいるときではリコさんって違う人?


ト)職場関係とドラム関係とでは
  人との接し方が違ったりする?

リコ)違います。
   職場では何でも自分でやっちゃいたい
   って思うけどドラム関係ではみんなに
   お願いしますって言ってる。
   そして頼んだあとに
   みんなの後ろにまわって
   ニヤニヤしてる(笑)。
   気楽なんです。

イ)正反対ってくらい違うんだね。
  想像できなかった。

リコ)でも、自分の企画をやるときは
   職場の自分に近いかも。
   連絡とかスケジュール管理とか。
   けれど、誰かにいったん任せたら
   あとは完全にお任せ。
   そこは職場とは全然違うところですね。
   今回もトシオさんに座談会を
   やってみたいって頼んだあとは
   全部トシオ さんにお任せ。
   なんにも考えずに自由にどうぞ
   って感じですごく気楽(笑)。
   あーしろこーしろとか言わない。

ト)職場では?

リコ)全く逆。お客さんの最後の最後まで
   ぜんぶ自分でやらないと気が済まない。
   最近よ うやくささいなことは
   人に任せられるようになったけど。

ト)その責任感の強さって
  たぶんぼくらみんなが感じてる
  リコさんのイメージ。
  そんなリコさんだから
  頼られたり甘えられたりする側も
  この子のために何かして
  あげようと思うし
  何かしてあげたら
  きっとこの子はそれだけで
  終わらせずもっともっと楽しいことを
  広げていくんだろうなって思っちゃう。
  それが楽しいんだよね。だからみんな
  リコさんに甘えられる のがうれしい。
  いくら頼まれても大歓迎ってなっちゃう。

リコ)わたしは単純に面白いことがあると
   誰かを誘いたくなっちゃう
   って感じなんです。

●リコさんは誰とでもうまくやれる人?

イ)ぼくはリコさんに
  誰とでもうまくやれる人
  ってイメージがあるんだけど
  本人的にはどうなの?

リコ)そんなことないですって。

ト)苦手なタイプっている?

リコ)どうかな?
   しゃべらない人でも全然平気だし。
   なぜなら、わたしが
   しゃべり倒しちゃうから(笑)。
   ……性格が合わないからダメとかも無いし。
   あ、でも、清潔感の無い人はちょっと苦手かも。

ト)どういうとこで清潔感を見るの?

リコ)この人、最後にお風呂入ったの
   いつだろうみたいな人。

イ)ハードルが低い(笑)

新)それ清潔感じゃなくて
   ただの汚い人(笑)

リコ)清潔感さえあれば
   年齢性別かかわらず
   だいたい大丈夫かなぁ。
   人からよく言われるのは
   なんであの人と仲良くできるのって。
   でも、ぜんぜん平気なんですよね。
   会社なんかとくに平気。
   仕事だって割り切れるし。

新)リコさんは色んなドラマーに
  会いに行くでしょ?
  怖そうなドラマーでも
  すごく有名なドラマーでも、
  そういうこと関係なく
  平気で懐に飛び込んじゃうよね。
  あれ凄いなぁって思う。

リコ)平気かも。
   お話してみないと
   どんな人か分かんないし。

新)なるほどー。
  好奇心から人の輪を広げていく感じかもね。

リコ)有名なドラマーさんでも
   偶然ばったり会えたら
   その場でちゅうちょせずに
   名刺もって突撃しちゃう。
   なんだコイツって思われても平気。

イ)そのメンタルが凄いよね。

ト)でも、最近じゃドラマー界で
  リコさんのこと
  知らない人いない感じだよね。

リコ)そんなことないと思うけど
   みなさんのおかげで最近は知ってるよ
   って言ってくださる方が増えました。
   みなさんが拡散してくれるおかげ。
   本当に感謝してます。

新)それこそイデさんとの
  出会いもツイッターだもんね。

ト)社交ダンスの伴奏をやってるイデさんの
  仕事現場を見学させてもらった時の話ですね。

イ)そうそう、社交ダンスの伴奏って仕事なんか
  ふつうのドラマーさんたちの間では話題に
  のぼることないジャンルだしね。
  ツイッターがなかったら繋がってなかった。

新)馴染みのない人から見ると
  なんとなく触れにくいジャンル。

ト)そこに突進しちゃうリコさんの凄さ(笑)

リコ)いや、めっちゃ興味津々ですよ。
   見たいと思ったら
   見ずにはいられなくなっちゃう (笑)

ト)でもイデさんの職場って
  裏方の現場というか
  職人肌のプロの現場だから
  見せてもらっていいですかって
  簡単に言えない雰囲気があるよね。

新)そうそう。
  同じドラムで仕事してる立場からすると
  プロなんだからお互いの領域は
  そっとしておこうみたいな
  意識があったりするし。

リコ)すいませんズケズケやってる感じで(笑)

新)でもぼくも一緒に行かせてもらって
  本当に貴重な体験させてもらった。
  リコさんがいなかったら
  ぼくが知らないままの世界だったと思う。

イ)あの現場はまだキレイなとこだったから
  多少はお招きしやすかったって
  トコがあったん だよね。
  現場によってはゴミ捨て場の横が
  バンドの休憩場所なんて場合もあるし。

新)プロの現場の厳しさの一端だよね。
  ホテルの演奏仕事なんかもそう。
  裏の搬入口が ぼくらの入口で
  ステージの華やかさとは正反対。

イ)プロミュージシャンって言うより
  業者って感じだもんね(笑)

リコ)でも、むしろそれがプロの現場の
   リアルなんですよね。
   その空気に触れられて本当に良かったです。
   見せてもらったときの会場も
   50年くらい続いた社交ダンスの老舗ホール。
   それが閉館する直前に見られたって
   本当に貴重な体験。
   すごく素敵な場所だったなぁ。

ト)そういう世界があるってどこで知ったの?

リコ)テレビで紹介されてたのを見たんです。
   こんな世界があるんだねって
   ツイートしたら
   ツイッターにイデさんがいて(笑)。
   もうすぐにアクション起こしちゃった。

新)判断も行動も速い(笑)

リコ)自分のラジオ出演もツイッターが
   きっかけで決まったんですよね。
   ドラムの話をどこかで
   広めたいなぁと思ってた矢先に
   たまたまラジオ番組の
   パーソナリティやってる人が
   わたしをフォローしてくれて。
   フォロー返しながら迷わず
  「出させてください!」
   ってストレートに(笑)

イ)さすが(笑)

リコ)そしたら
  「ラジオに出演してもらいたいと
   思ってフォローしたんです」
   って返事があって。
   で、わたしからも
   じゃあこうしたいです
   ああしたいですって
   リクエストをがんがん出して(笑)

イ)腹の探り合いとかないのがいいよね。
  気持ちがストレートに伝わってくる。

※中編につづく


いつも温かいサポートありがとうございます。頂戴しましたサポートは制作活動、個展資金に使用させていただきます。これからもRICOをどうぞご贔屓によろしくお願いいたします。