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俳優・小森敬仁さんのWSを受けて気付いたこと

記事を読んで下さってありがとうございます。
三納みなみ(さんのうみなみ)と申します!
北陸と東京の2拠点で俳優活動を行っております。

まだまだ夢へ発展途上の自分。
魅力ある俳優≒魅力的な人間である
人としての魅力を向上するためにnoteを始めました!

自身の足りない点、改善点などを記事に書いていきます!読んで下さったあなたのお役に立てれば幸いです!

俳優さんによるワークショップ『俳優が伝える俳優部のためのワークショップ』に参加してきました


コロナ以降、対面ワークショップ初めて参加しました。本当に数年ぶりに参加したワークショップ。とにかく楽しかった!!!!です。
同じ志を持つ、初めまして!の色んなジャンルの役者さんと一緒に学んで、足掻いて、発見して、一つのシーンを作る時間は至福でした。

3つのルール

最初に、小森さんにおそわったこと。小森さんのワークショップでのルール
1.Don't judge(相手を判断しない)
2.safety(身体も心も安全に)
3.Relux&Enjoy(リラックスして楽しむ)

1.を補足すると、一緒に学ぶ相手を、先輩だとか新人だとか有色人種だとかという立場で判断しない、という事です!

やってはいけないこと

・承認欲求
・俳優同志で演出し合うこと
・喜怒哀楽を作ってはいけない

喜怒哀楽を作ってはいけない!
え!?俳優って感情を表現するのが仕事なんじゃないの!?迷子になりました(笑)

そうじゃない
嘘の感情は見てる人にバレます
感情は作るものじゃない
生まれてくるものなのです!

日本の演技観は大きく分けてニ種類ある

日本と海外の映画やドラマを見比べて、まるっきり違う表現演出。それは俳優に『表現しろ』と『表現するな』の2種類です。真逆!!(笑)

あるシーンを抜き出して、日本のドラマでは
“驚く表情をする、嬉しそうに台詞を出す”
のですが、海外では
“何もしない ただ感じてるだけ”
なのです。全く違います、、、改めて驚き。

同じ演技観で芝居をつくる大切さ

ここが一番の発見でした。
演技観、、という概念が私にはありませんでした。

まず、演技とは??
→与えられた想像上の世界で真実に生きること
→目的を持って役として行動すること

今回のワークショップでは
『感情をつくらないことを恐れず、目的のみをもって行動する、生まれた感情を大切にする』
(※講義を聞いての個人的な解釈です)
という共通の演技観を持ってシーンを作りました。

ペアによってシーンが違って見えてくる

今回取り組んだシーンは
俳優としてステップアップするために最愛の恋人と別れる
という別れのシーンでした。

7組ほどのペアがそれぞれシーンをつくりました。
みんな同じ台詞のやりとりを、しているのに

あるペアは、愛を感じるのにつらい別れをする
あるペアは、片方だけに未練がみえる
あるペアは、お互い怒りが見えてケンカ別れみたいにみえる

全然シーンが違って見えました。
それぞれ違う目的を持って行動すると、同じ台詞のやりとりなのに生まれる感情が違う

不思議でした。

人が足掻いている姿は面白い。
人と人が、感情がぶつかって戦っている様が面白い。

どうなるとシーンが面白くなるのか、
どんどん変化していくのが不思議で興味深かったです。

演技方法は、使い分ける、選んでいく

人に感情が生まれていく様をみているのは、面白かったです。自分自身も想定内なタイミングで相手からボールが来て、様々な感情が生まれて楽しかった。

ただ、撮影現場では時間や動きに制約があったり、舞台だと客席を向いて声をはらなきゃいけなかったり、落語の場合は大きく分かりやすく表現を見せたり、と

場合によって演技は手法を変えていかなきゃいけないと感じました。
どんな演技スタイルでもできるスキルと知識の引き出しをストックしておけたなら、、そんな無敵な俳優になれたら最高やないか!と痛感した一日でした。

講師の小森さんも仰っていました。
チョイスしてください、と。

自分のシーンを撮影する

これが、何とも嫌な作業です。現実を突きつけられます。
あんなに心は揺れていたのに、なんも表情に出てきてない。そんなつもりじゃなかったのに。
姿勢悪い、瞬き無駄に多い、無駄な動きも多い。
駄目なところばかり見えてくる。
でもそれが、現実だ、、、。
自分の芝居を撮影する作業、怠ってはいけない。
常にやらないとアカン

みなみの改善点

改めて本日のワークを通して、私は台本に忠実にガチガチに決め込んでお芝居してしまう短所があると気付けました。
その上脚本読解力が弱く、誤読したものそのままやろうとするからタチが悪い、、、
もっと呼吸するように、お芝居が出来たら、、と思います。

その場に役として生きる

定期的に自分を学びの場へ晒して、
活を入れていかにゃならん

今回一番の反省はこれでした。
座学やネットで得た知識は、限界がある

やはり汗をかいて、実際取り組んで、人目に晒されて恥をかいて、、そうしてはじめて、わかることが多い。

子供が小さいから、、忙しいから、、
と引きこもっていては成長できません!

戦っている人はたくさんいます。
自分ももっともっともっと頑張らないと!!

今回このような貴重な機会を作ってくださった
小柳智則さん、小森敬仁さんに深く感謝致します。ありがとうございました!

またワークショップでお会いできた俳優の皆様ととお会いできる事を楽しみにしております!

三納みなみ






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