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仕事とは、何をするかではなく、どう動くかを想像しよう

 仕事が前に進まないのは、何をするかが決まっていないからである。それは誰でもわかっている。しかし、何をするかが決まっていないのはなぜか、そしてどうすれば何をするかを決められるかを、はっきりと理解している人は意外なほど少ない。
 何をするのか。すればいいのか。それを決めればいい。わかっている。でも、それが上手く実行されているか?疑問が残る。
 なぜなら、私達は物事の「内容」に関しては苦労せずに理解できる反面、その「方向」に関しては、中々に気が付かない。思いつかないのだ。
 方向が決まらないと、内容を決める難易度は高くなる。「どこへ向かって、どう動かせばいいのか」がわからないまま、その動かすべき物事は決めにくい。そのことを知らないからこそ、内容はお粗末なものになる。そして、何をするかがフワフワと浮いていき、仕事はまさに前に進まない。

 確かに、動くものを想像するのは難しい。物事がどのように動いていくのかを、ゼロから思い浮かべるのは難易度が高い。
 でも、はじめから全てを理解する必要はないはずだ。少しずつでも、「次の瞬間」たけでもまず、物事の動きを想像できれば、さらにその次、次、次…とわかっていけるはずだ。
 大切なのはその一歩ずつの勇気であり、物怖じしない心であり、失敗を恐れない大胆さである。
 大したことはない。
 物事は動かなければ、前に進まないのだから。
 その様を当然のように想像し、方向がわかれば何をすればいいか決まる。そして、実際に仕事は回り始める。

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