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今回のおすすめ本 標野凪『占い日本茶カフェ「迷い猫」』

みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、標野凪『占い日本茶カフェ「迷い猫」』という本です!

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 本作の主人公は出張日本茶カフェを営む如月たんぽぽ。たんぽぽはお茶を点てるお道具箱と相棒の猫のつづみと共に、依頼があった全国各地へ訪れていきます。たんぽぽが訪問した先ではご当地のお茶との出会い、お茶を通して現地の人と出会っていきます。たんぽぽが出張日本茶カフェを営んでいる傍ら、たんぽぽには長らく探している物があります。各地へ出張しているのにはこの探し物の情報を集めるという目的もあります。たんぽぽの探し物が何なのか、見つけることができるのか、気になるところです。

 また、如月たんぽぽはお茶を提供するだけでなく、タロット占いも実施しています。僕自身、タロット占いには明るくないのですが、たんぽぽのもとに訪れる人は他人に話しにくいものを抱えている人が自分の選択に自信を持とうとしている印象があります。きっと誰しも身近な人には相談したくないものがあって、それをどうにか解決したいと思っているのでしょう。たんぽぽのタロット占いでは相談者に対して行動を詳らかに指示するものではなく、漠然とした回答を提供しています。それは相談者自身が行動の決定権を持っていて、その決定をするための後押しの理由を相談者が考えるための手続きになるからでしょう。

 そして作中ではたんぽぽから相談者に対して『迷い猫カード』を渡しています。その内容がどういうものなのか、ぜひ読んで確かめてみてください!

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