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今回のおすすめ本 森鴎外『舞姫・うたかたの記』

みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、森鴎外『舞姫・うたかたの記』という本です!以下では収録されている作品(5個)を紹介します。

「うたかたの記」

 舞台はドイツ(バイエルン王国)の首都ミュンヘン。主人公の巨勢は六年前に出会った花売りの娘・マリイ・ハンスルを忘れられないまま月日を送っていたが、偶然再開することとなる。巨勢の友人であるエキステルはマリイが狂人であることを告げる。巨勢とマリイの辿り着く結末に目が離せません。

「ふた夜」

 ハックレンデルというドイツ作家の書いた小説を翻訳したもの。後に書かれる舞姫のモチーフともなる「去っていく男性を一途に思う女性」が描かれています。

「舞姫」

 森鴎外の代表作の一つ。主人公は太田豊太郎はドイツ留学をしている青年。豊太郎は優等生である反面、自分の人生に対して経験のない問題には自力で決断できないメンタルの弱さを持っています。留学先で出会った貧しい踊り子・エリスと懇意になっていきますが、豊太郎は日本に帰国しなければならなくなります。豊太郎とエリスの関係はどうなっていくのでしょうか。

「文づかい」

 主人公である日本人大尉は、ドイツ貴族の城に初めて入るために高揚しています。その城には六人の姫がいますが、その中でも特にミステリアスな雰囲気を持つイイダ姫に目が止まります。心を奪われていく大尉はどのような結末を迎えるのか…。

「普請中」

 主人公は参事官の渡辺。築地にある西洋料理店に向かいますが、そこに一人の女性(ドイツにいた時の愛人)が現れます。女性は渡辺との思い出話に花を咲かせようとしますが、渡辺はそれをあしらっていきます。そこには西洋と日本における文化の違いが大きく影響しているのでしょう。

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