【心理学を科学する】DaiGoの「人を操る禁断の文章術」をnoteのデータで分析
メンタリストDaiGoさんの本が好きでよく読みます📖
使える心理学を具体的にイメージしやすい例を使って誰にでも読みやすく、非常に素晴らしい本ですね😊
海外の論文がベースになることが多く、日本だとどうなのかなーと思ったので、noteのデータを使って分析して見ました🔍
まず初めに説明しておきます。本を読んでの感想や心理学を使うと人生がこんな幸せになれるよ、などは紹介しません。ググればたくさん出てくるので、他の方にお任せします🙇
この記事は本で使われているテクニックを、noteの10万件の記事を分析して、本当に効果があるのか調べました🕵
人を操る禁断の文章術について
本の詳しい内容に関してはAmazonのページを見てください🙏
今回はこの本で紹介されている「書き出しはポジティブに」「なんども繰り返す」「話しかけるように書く」「追伸をつける」の4つのテクニックに関して、noteのデータから分析を行います。
noteのデータから分析
この記事の本題です。「人を操る禁断の文章術」で紹介されているテクニックをnoteの10万件のデータを分析して効果を調べました。
調査方法は、noteの人気記事10万件を分析して、本で紹介されたテクニックが使われている記事とそうでない記事の「スキ」数を比較して、どちらが多く「スキ」を獲得しているか調べました。
※「スキ」とはTwitterの「いいね」と同じようなものです
書き出しはポジティブに
記事の書き出しがポジティブな言葉になっているか。
これは「初頭効果」と呼ばれる心理効果で、初対面の印象は7秒で決まり、文章も書き出しで決まる。
調査方法は、一般的なポジティブ用語辞書を作るのがめんどくさかったので、本の中で紹介していた「初めてです」「変わりました」「うれしい」「驚きでした」「涙が出そうでした」「ありがとうございました」をポジティブ用語と定義して記事の序盤に含まれているを分析しました。
上の図は、
・赤色の文字が書き出しにポジティブな言葉が含まれている記事のスキ数の平均
・緑色の文字が書き出しにポジティブな言葉が含まれていない記事のスキ数の平均
なんども繰り返す
なんども同じ言葉を繰り返しているか。
同じ意味と感情を文章の中で何度も繰り返すと、文章の説得力が上がる。
調査方法は、各記事の本文を単語ごとに分類して、同じ意味の単語(類似語など)が10個以上含まれている記事とそうでない記事のスキ数を比較しました。
上の図は、
・赤色の文字が10個以上同じ言葉を繰り返している記事のスキ数の平均
・緑色の文字が10個以上同じ言葉を繰り返していない記事のスキ数の平均
話しかけるように書く
話しかけるように文章が書かれているか。
人は文章より会話のほうが内容を覚えさすいので説得力が上がる。
調査方法は、記事の本文が明らかに話しかけるように書かれている記事とそうではない記事のスキ数を比較しました。
上の図は、
・赤色の文字が話しかけるように書かれた記事のスキ数の平均
・緑色の文字が話しかけるように書かれていない記事のスキ数の平均
追伸をつける
記事の最後に追伸をつける。
あらゆる文章の中で人が最も読み、心に残るのは追伸の部分なので、追伸があると記憶に残りやすい。
上の図は、
・赤色の文字が追伸ありの記事のスキ数の平均
・緑色の文字が追伸なしの記事のスキ数の平均
まとめ
紹介した4つのテクニックの全てのスキ数が多いという結果になりました❗️
「書き出しはポジティブに」「なんども繰り返す」「話しかけるように書く」「追伸をつける」の4つは、全てが使いやすいテクニックだと思うので、ぜひ使ってみてね✌
補足
・人気記事10万件はnoteでスキ数が多い上位10万記事
・本で紹介されていたテクニックの「上げて、下げて、また上げる」は機会的に判定するのが難しかったので調査の対象外にしました
「カリギュラ効果」や「ベビーフェイス効果」などの具体的な心理学の効果についてもnoteの記事を使って分析しているので、心理学に興味がある方はこちらもオススメです😋
・【心理学を科学する】のマガジン(過去の記事をまとめています)
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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