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「工事は、一人では完成させられない」 - 施工管理は建物と”関係”をつくる仕事|加和太建設のDNA Vol.3 建築部 三須大地さん

こんにちは!広報チームの村上です。

私たち加和太建設らしい「まちづくり」ってどんなことなのか?

年1回・社員自身が自分の仕事を論文に綴って振り返る「KWTコンテスト」の作品から、「世界が注目する元気なまちをつくる」ために、それぞれが取り組む「まちづくり」の姿をご紹介していきます!

今回は、建築部で若手所長の筆頭として活躍する三須大地さん。

加和太建設・建築部では「多角的な提案力とそれを適える高い技術でつながる人達に感動を提供する組織」を掲げて、日々の仕事に取り組んでいます。お客様の思いに寄り添い、プロとして提案する。その建物に関わる全ての人に感動をもたらせるような仕事をする。

そんな組織のあるべき姿を体現している1人として、どのよう建築という仕事を通じてまちづくりの一端を担っているのか、三須さんの思いと行動に迫ります。

信頼関係を結ぶために見つけた糸口、そして行動

今年、入社8年目を迎える三須さん。これまでに商業施設、ホテル、中学校、葬儀場など幅広い建物の施工に携わってきました。昨年、3回目の所長として取り組んだのは、ある会社の新社屋建設でした。

建設をご発注いただいたお客様はもちろんのこと、設計・内装に関わるコンサルティング会社の方と関係者が多く、施工にもその2社が関わるという一般的な現場に比べて複雑な状況からのスタート。

そんななか、28歳の若い自分が施工する。
関係者はさぞ不安なのではと思いながらも、三須さんは決意しました。

今自分がするべきことは、工事を行ううえでお客様から「信頼」してもらうこと。日々行う業務は素早く、お客様が必要とする情報をできるだけ早く、多く提供する。

こうして基礎工事がスタートして間もなく、三須さんにお客様から相談が舞い込みました。

相談内容は、本来であれば工事着手前に申請をしなければならない助成金の申請を既に工事が始まっているが、今からでもできないか。申請をしたいと考えているので可能であれば協力して頂けないか。という内容でした。

「これだ」と思った。

ここで自分が協力をすることで少しでもお客様の役にたち、後の信頼につながれば。そんな気持ちで社内の方々にも協力を得ながら、申請用の図面・書類・写真等、色んな物を作成し提出した。

信頼関係を結ぶ糸口を見つけ、行動したことで、お客様も1日に2回は現場を訪れ、相談を重ねられるように。さらに、三須さんの下で働く若手現場員の姿に感謝の言葉を日々かけていただける関係性にまで変化していきました。

「工事は1人では完成させられない」

こうして信頼関係を丁寧につくり、現場についてさらに積極的に意見を発信するように。

引渡の際、社内の力を借りてドローン撮影、動画編集で完成した動画を流した。お客様からは、感動した。皆がいなくなることがさみしく感じると言ってもらえた。とても嬉しかった。

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(関係性を深め工事をやり遂げたことで、感慨深い引渡式に。)

がむしゃらに取り組んだ自分の行動がどこまで正解だったのか、今はまだわからないと感じながらも、こうしたお客様からの反応、心に誓ったことをやりきれたという実感から、良い工事だったと思えたのだそうです。

さらに、一緒にこの工事をやり遂げた仲間からの反応も嬉しいものがありました。

今まで工事を行っていて、皆が満足できる建物にできるかどうか。
これは施工者が一番の中心人物であると思う。
良い建物をつくるため、色んな人に協力してもらった。
施工をしていただいた協力会社の皆様。

日が進むにつれて、設計が変更していき、納めや見た目を良くするために多くのことで協力をしてくれた。今回、多くの協力会社の皆様に「この工事を行えて良かった。」「また施工をする時は一緒にやりたい。」と言っていただけた。

社内の方々にも、外構の設計では図面が無かったため、現地にまで来ていただき案をいただけた。また、工事を受注から施工まで、とても良い関係性でつなげてくれたのは営業の方々だ。その他にもたくさんの方にご協力いただけた。そして、一番の協力者は、自分の下で働いてくれた4人の若手。この4人が日々頑張ってくれたおかげで、自分も最後まで頑張ることができたし、お客様との良い関係性をつくることができた。

本当に多くの人たちに協力をしてもらった。
「工事は1人では完成させられない」ということを改めて感じた。
多くの協力があり、その人たち一人ひとりを満足させられる関係でないと、本当に「良い建物」はできないのだと思う。

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(私たちも完成した社屋を見学に。三須さんと後輩社員がお客様と軽快なやりとりを交えながら案内してくださいました。素敵な関係性を築かれている様子を垣間見ました。)

関係づくりの先にある、「良い建物」と「お客様の未来」

「良い建物」をつくりあげるために、人と人との関係を紡ぐ。信頼を積み重ねる。
三須さんの思いと行動は実際にたくさんの方の気持ちを動かし、私たちのまちづくりを前進させてくれています。

なぜ、こんな風に関わる人に向き合い続けられるのか。
最後に三須さんに聞いてみました。

今までは、自分探しをしていたようなものだったのかもしれないですね。けど、今回の工事を通じて、誰を見て、どんな風に働くのか自分の心が定まったように思います。お客様の方を向き続けようと。なんでそんなことまでやるのか?と思われることもあるかもしれませんが、建てた後のお客様のことまで考えて行動し続けたいんです。

「加和太建設は、建物を建てて終わりではない」と、関係をつくり続ける三須さんは工事の後まで見据え、今日も業務に邁進しています。

次の加和太建設らしい「まちづくり」を体現するエピソードも、お楽しみに!

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