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昨年の私にようやくサヨナラ~しつこく書いてきたつらさから脱しつつあるみたい~

 この前、昨年の今頃に書いた「一年の自分の振り返り」が目に入った。
 昨年よ。今年じゃないのよ。

 それを読んでいると、今とはちがう自分が見えた。
 ちょっと衝撃受けたもので、書き残しておきたい。
 
 昨年よ。こんなこと書いたの忘れていた。今年じゃないのよ。

今年書いた記事を眺めていたのだけど、まあ悲しいほど今年は力を入れて書いたものもなければ、がんばって何かを成し遂げたものもなかった


 なんだかとてつもなく悲しいこと書いているじゃないか。

 昨年苦しかったなあとは覚えている。苦しすぎて記憶がところどころぬけ落ちていることも何度もしつこく書いてきた。さすがにそれについてくわしく書くのもしつこすぎて申し訳ない気がしてきている。
 でもやっとこの言葉を書ける。
 この二年間、またその話か……と思いながら根気よく読んできて下さった方たち、今までどうもありがとうございます。

 「ピークをだいぶ超えた気がしているよー!」

 精神的にヤラレ過ぎていた昨年でも、いや、だからこそ、寄り添って温かい言葉をかけてくれた人たちの存在は覚えている。何らかの形で自分の気持ちの励みになった存在だって覚えている。
 覚えている限りになってしまうけど、心の支えになってありがたかった。
 残念ながら、何故そこまで苦しかったのかその原因の数々についても覚えている。1月終わりくらいから3月くらいまで苦しくて、その後気が付いたら10月終わり頃。

 ひどいー。

 色んな人ややるべきことまで抜け落ちていて、無意識の動作が多かったみたい。それは後から少しずつ発見され、最初は自分におどろき大騒ぎしていたものの、だんだんその度に「……これもか(忘れていたのか)」と静かに受け止めるようになった。
 ただ今回発見した、昨年のその一文は「こんなこと書いたっけ」と、書いた時の気持ちを思い出せなくて受け止めるのに時間がかかった。

 まあ更年期なんだろうけど。大変なんだな。人によるんだろうけど。私は大変過ぎたので笑いにも変えられない。お笑い好きなのに。失敗とかダメな自分は笑い飛ばす方なのに。
 それでも更年期がひどかった自分はまだ笑えない。

 一番ひどかった頃もそうだし、これからも「更年期」を、イライラした中年女性だと勘違いして責め立てている人たちには「ちがうんだよ」と本当はいちいち伝えたい。

 前向きにね。も、今後更年期に苦しむ人に簡単には言えないなあ。
 更年期入るまで女性は、ひと月でサイクルがあるけど、私にとっての更年期ってPMS(月経前症候群)が続く感じ。精神的にも不安定でしんどい時期がなかなか過ぎてくれず年月が過ぎる。(※一般的に、更年期の時期は45歳~55歳の閉経前後にあり、その症状の種類も期間の長さも様々だと言われている。多くが5年くらいで落ち着いてくるそうだ。年齢も期間も例外はたくさんあるので心配しすぎないでね)

 そういう時って後から思うと、心の状態が自分じゃないみたい。気分が一定じゃないし、同じ所を思考がグルグルする。

 精神状態の悪い状態が続いている時って、転んでケガしているのと同じで、どうにか起き上がっていても傷負ったヒザがヒリヒリしている。歩いてはいてもずっとヒリヒリに気を取られているような。
 まだ痛い時に、並んで歩いている人が、いかにすれば転ばないかとか説得してきても伝わってこないんだろうなあきっと。だって痛みに気を取られているだろうし混乱していると思う。それに人の言う通りしていて二度と転ばないわけでもないし。言う通りにできなかったら、うまくできない自分に頑張りが足りないとかそんな自分が悪いんだとか思って、もうその人に言えなくなるし。
 声かける側だと、タイミングって難しいけど大事と思う。子供と接していたって思う。方法とか対処とか、教えれば良いと思えている人は、子供が心を失くして言うこと聞いてくれているだけなのかもしれない。
 まずは自分で気づかなくちゃいけない。少なくとも私は、自分で気づきたい。時間かかっても。何度転んでも。
 混乱の時期はそんな説明すらおぼつかない脚ボロボロみたいな状態。

 悲しかったり辛かったりの日々がようやく過ぎていくと、今度は不安感や無力感でいっぱいの日々がやってくる。
 起きてもいないことをこれからこうなってしまうのでは。の妄想もすごい。それはそれはふくれあがって想像力豊かに。バリエーション豊かに。色鮮やかに。まざまざと目の前でくり広げられる。

 そんな日々は、目の前で起きていることの現実感がどうも薄い。
 noteも手紙もメールも、ちゃんと読んでいても、心に入ってきていない。書いている人たちはいつも通りなのに、読む側が感じる力が弱いみたい。「眺めている」感覚。そんなだからコメントを書くタイミングを逃すともう書く気力がわいてこない。

 感情が薄いのか感動が少ない。日常生活を過ごしながら、不安感とか無力感とかばかりが膨れ上がっていて、あらゆる感情が鈍っているのかもしれない。
 読むのがそんなだと、文を書きたい気持ちも湧いてこない。

 今年も何度かそんな風になったし、今もそういう時はある。エネルギーの少ない日は書きたいなと思ってもなんとなくコメントを書き込めない。
 だけど全体的に、昨年より気分がラク。つらかった間のことを思い返して「無理しなくて良い」「いつかまた元気が出てくる」と知ったからかもしれない。多分ホルモンのために、しんどいスパンも短くなった。
 昨年は楽しいか楽しくないかすら感じられなかったなあ。


 まだ書きたいけど、今年について振り返るのは年末ギリギリにするんだから。今月のふり返りも書いておきたいし。書きたいことはたくさんあるもん。

 今ごろ昨年のふり返りをしているっておかしいけど、ようやく私の気持ちが何年か前の平常に戻ってきたのかもしれない。

 しつこく書いてきたものを読んで下さってありがとう皆さん。
 ありがとう私。
 よくここまで戻ってこられた。


読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。