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「休む」タイミングと期間がわからなくなる

 1月が終わってしまう。
 先週からメニエールがやってきていた。
 いったいいつ休めばよかったのかと振り返っている。「このタイミング!」で休む時っていつなの。

 昨年11月に新たに行った婦人科で、まあまあ合うんじゃないかと思う漢方薬と出会えた。それまでの倦怠感とか不眠とかがすこぶる良くなった。身体の調子が良くなると、心も調子良くなってくるもので、何でもできそうだわ私。てな気分にもなるものだ。
 目標とかがんばるとか無縁な私も、2023年はあんなことやこんなことをしたいなあ~ほわわあ~~んと思い浮かべてみていた。

 でも年明けて第二週。友人とリモートで話している時に、最初のメニエールがやってきてしまった。
 友人の後ろから強烈な太陽光がさしていて、まぶしさをこらえて話していると、目の奥のもっと奥から耳まわりがギュウゥと縮こまってくるような感覚になる。でもパソコンの向こうの太陽光なのにメニエールが起きるわけがないと信じたくて、しばらく我慢してしまった。そのうちどうしても気分が悪くなったので友人に伝えると「ごめんね。そうかそうだよね!」と場所を移動してくれたりカーテン引いたりしてくれたけど、まだまぶしくて画面を小さくして話す。
 リモート終えると吐きそうになってしまい、横になって目をつぶった。

 でもメニエール症状は軽かったから翌日以降はまた少しがんばり、しっかり治らないまま翌週を迎えた。
 落ち着いて考えてみるとここがタイミングだったかな。ここでしっかり治すべきだった。

 その後、久しぶりのつらい倦怠感に日々悩まされる。
 寝る時は、泥の上に倒れこむような体の重たさ。横になったら布団に埋まるような感覚で、何度も深呼吸を繰り返して寝入っていく。
 こんなに疲れ果てているのに、夜中は何度も目がさめる。身体がムズムズしたり動悸もしたり。
 そして起きた時は、自分が濡れたぞうきんとなって地面にたたきつけられているような体の重たさ。

 更年期の倦怠感のつらさを、知らない人はどれほど理解してくれるのだろう。

 倦怠感がつらい時って、自分が怠け者になった気がしてイヤになる。あれもこれもできない罪悪感や自己嫌悪から来るのだろうか。どうしてもそういう日は精神状態もとても良くない。
 だって「動けている」ので大丈夫だと思われているだろうし、日常をポーカーフェイスで暮らすけど、本当はギリギリ。すぐ横にならないと持たない。でも休んでいると、こんなんじゃあだめなのでは。みんな何かをがんばっているじゃないか。と思ってしまう。
 そりゃあ昨年、気持ちが不安定だったはずだわ。むしろ昨年だけで済んだのだからまだ良かったのかも。
 
 そしてそうやってごまかしながら過ごしていたら、先週の金曜だったか久しぶりの強めのメニエール症状。景色がグルグル回らないからマシだけど、クラクラする。座っているのもつらいので倦怠感どころではない。横になってもスマホが見れない。

 このご時世で耳鼻科に長いこと行っておらず、薬が手元にない。薬をのんだからって根本的に治っていないのはわかっているけど、買い物だって用事だってあるんだし、動きたいから薬で緩和したい。薬のみながら、ちゃんと休んで治した方がもっといいんだろうけど。
 少しマシな時に耳鼻科に行き検査をすると、やはり眼振があった。

 婦人科の先生も耳鼻科の先生もおっしゃる。
 「そういう時は疲れているんだから休みなさい」。

 いや仕事もしていない私がこれ以上休むの? 更年期症状で苦しいからって特にここ数年、家事も怠けがちなのにこれ以上休んで良いとどうしても思えない。
 せめて節約するために家事をまめにしたいではないか。
 こうなると「いつ」「どのタイミングで」だけじゃなく、もうどのくらい休めば良いのか。

 自分を責めそうになるから、年末年始にほわわあ~~んと思い描いていた中で1月に「できた」ことを思い起こし、気持ちをプラスにもっていきたい。

・元気な日はストレッチや軽い筋トレを実行できた。
・映画も家で何本か観た。
・二年間途絶えてしまっていた方たちと連絡が取れた。
・その中でヴォーカルレッスンを再開する旨を伝えた。
・次のイラストレッスンに向けて先生と連絡を取り合った。
・その中で描きたい絵についてミーハーな本心をたいへん理解していただいた。
・元気な日の夕食作りが楽しかった。

 よしよし。いいぞ私。

 とりあえず耳鼻科でいただいた薬で少し落ち着き、婦人科の別の検診も控えているので、それを済ませる予定。

 今日はこうやって書けるだけ、少しラク。万全じゃあないのでいろいろ至らないけれど。



読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。