呼吸数を数えよう

はじめに


ご覧いただきありがとうございます。

バイタルサインシリーズ第二弾として
呼吸についてお伝えします。

バイタルサイン四天王は
血圧、脈拍、体温、呼吸です。

その重要性さが伝わりましたら幸いです。


かぜなのか肺炎なのかの判断に


「かぜなのか肺炎なのか」

看護士やリハスタッフが診断することは
ないとおもいますが、気づく必要はあります

かぜなのか肺炎なのかは
胸部X線撮影によって判別されますが

胸部X線撮影をするかどうかの判断
バイタルサインが頼りになります

米国内科学会の指針では

胸部X線を必要としない条件
基礎疾患のない非高齢者では①②がなければ,
通常胸部X線は不要
①バイタルサインの異常
 ・脈拍100回/分以上
 ・呼吸数24回/分以上
 ・体温38℃以上)
②胸部聴診所見の異常

と述べられています。

その他にも下記のような報告もあります。

ラ音があるよりも、呼吸数≧20回/分の方が
肺炎の可能性を挙げる

体温<37.8℃や脈拍正常<100は
ラ音がないことよりも肺炎の可能性を下げる

引用:Metlay(2003)


もちろん聴診も重要な評価と思いますが、
バイタルサインや呼吸数も重要ですね。


今回はここまで。
次回は呼吸のリズムについて
お伝えしようと思います。


おわりに


呼吸数を測ってる間の沈黙がどうも苦手で
話をしながら数えると数を忘れてしまってと
上手な呼吸数の数え方を模索中です。

近頃は間違えないように手で数えています。笑

筆者自身も勉強中であり
読んでくださった皆様からの
ご意見やご指導をお待ちしています。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

この記事が参加している募集

頂いたサポートはより質の高い臨床や情報発信のための勉強に使用させて頂きます。よろしくお願いします。