7月1日 危うく人権を失うところだった

ストーマ装具のストックが残り1個になっていた。

このことが何を意味するかわかりますか？我らオストメイトは自身の意思で排泄のコントロールができないので、ストーマ装具というパウチ型の装具をストーマ（人工肛門）を囲うようにお腹に貼り付けることで、排泄物を溜めておく内臓（そんな内臓はないけど膀胱的な）の代わりにしています。つまりこのストーマ装具がないと、あの、なんていうか、その、垂れ流すよりほかないわけなんですよ。グッバイ人権！

わたしは中3〜4日で交換が必要なタイプのストーマ装具を使っていて、だいたい中3日で交換しているので、ストーマ装具のストックが1個しかない＝交換から5日目に人権が失われることを意味します。ちょうど今日が交換の日なので、わたしがこの国で人権を保てるのもあと5日か〜💡

……東京23区住まいだから大丈夫だろうとは思いつつも、それなりに焦って注文しました。届かなかったときに失うものが大きすぎるのよ。明後日には届くとのことだったので、人権は無事に確保できました。よかった。

現実問題、もし注文忘れや在庫不足、配達遅延があったとしたら、わたしはいつもの病院へ駆け込んで「ストーマ装具売ってください〜、注文し忘れました〜〜😭😭」と泣きついていると思います。切らすと詰むという点においては生理用品と一緒だけれど、ストーマ装具って、コンビニとかドラッグストアじゃ買えないから。でも、オストメイトって日本に20〜30万人いるらしいし、1000人くらいは注文し忘れて詰んだ人もいそうだよね。みんな病院に駆け込んでるのかな。病院も大変だな。人権失ってトイレで1日過ごした人もいるんだろうな。とんだ喜劇だよ。明日は我が身。ウケる（ウケない）。

でも、できる限り、人権ライフラインとして病院を利用するのは避けたい。ただでさえ迷惑をかけまくっているというのに。病院に行くこと自体は全然嫌じゃないんだけどね。先生も看護師さんもおもしろい人が多いから。

わたしの行きつけの病院にはストーマ外来というニッチな外来があるのですが、ストーマ外来の看護師さんは、わたしが行くたびになんか物（ストーマ関連の試供品とか）をくれるので好きです。本当に毎回くれる。おばあちゃんよりくれる。物をくれる人はいい人の法則。いい人といえば、わたしが使っているストーマ用品の専門店は、ネット注文だと5,000円以下の注文は送料550円がかかってしまうのに、電話注文だといくらの注文でも送料が無料になる謎システムを採用していて、それも非常にありがたいなと思っています。考えれば考えるほど謎だけど。送料無料にするとしても、やるならネットのほうじゃない？いや、いいんですけど。

なんか、みんな優しいよな〜。オストメイトになったことによる嫌な思い、たぶんひとつもしてないもん。いや、さすがにそんなことはないか？でも、だとしたら忘れてる。世の中いい人ばっかりで助かる。いつもありがとうございます。あとはわたしが注文を忘れなければいいだけ！！！守ろう、人権😉いや、まじで。