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【麻雀】打牌時間と場況把握

本日は打牌速度によって麻雀が変化するというテーマのお話。

皆さんはネット麻雀のように比較的打牌が速い麻雀と、リアル麻雀のリーグ戦のように長考が多い麻雀では、知らず知らずのうちに同じ巡目でも打牌や鳴き判断やが変わってしまうというのをご存じだろうか?

少し麻雀が詳しい人なら、
「打牌速度が速いメンツに囲まれると焦りがちになってしまう」
逆に、「打牌速度が遅いと退屈になったりイライラしてしまう」など思い当たる節があると思う。

打牌速度による麻雀の変化

「時間」とはそもそも打牌においてどんな影響を与えるだろうか?
もちろんAIやCPUが4人で麻雀を打った場合、何の影響も起こらない。
時間経過によって打牌を変えるプログラムが無いので当たり前の話だ。

しかし、私たち人間の巡目把握は、実際の巡目だけでなく、時間経過でも認識しているプレイヤーがほとんどである。

麻雀の巡目というのは絶対的なものであり、打牌速度とは本来は無関係なのだが、それが巡目把握まで変えてしまうとは一体どういうことなのだろうか?

局が開始して1分経過・・・
卓によって手牌が全く違って見える

配牌を見てから1分後の景色は卓の速度によって大きく変わってくる。
例えばネット麻雀やフリー雀荘の速いメンツであれば5巡ぐらい進むのに対し、リアルのリーグ戦であれば皆が配牌をきっちり把握してから打牌が行われるので1巡しか経っていない事もしばしば。

例えばあなたの手牌がクズ配牌だったとしよう。
速いメンツであれば1分後にはある程度の手牌に変化するのに対し、遅いメンツでは全く変化していないということになる。
すなわち速い卓では多少無駄ヅモがあったとしても、ある程度素直に手牌を進めようという心理が働くが、遅い卓で無駄ヅモが続くとそれが例え2巡目でも攻める気も失せ、降り気味の手牌進行になるというわけだ。

時間に惑わされない為に

それは「今、〇巡目だから」と自分に言い聞かせるように打つことである。
「3巡目だからまだまっすぐ打とう」
「7巡目だから少し守備型に打とう」
こんな感じで、数字にして判断する癖を付けると良い。

私たち動物は数字(巡目)で認識するよりも、経過時間で認識することの方が脳の構造上、得意である。

この記事を読んで上級者の中には『自分はそんな判断はしていない』と笑う人も多いかもしれない。
そんな方は雀魂と天鳳の速卓の牌譜を比較してみると良いだろう。
絶対に速卓の方が押し気味になっているはずだ。

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