Confidential News

日本外交政策学会の川上です。今日から海外のニュースを紹介します。


ロシアの民間軍事会社ワグネル・グループがレバノンのシーア派組織ヒズボラに対し、防空システムを提供する情報を米国が入手した。シリアでは、ワグネルがアサド大統領を支える。アサド大統領はロシアのプーチン大統領の盟友だ。米軍は東地中海に空母を配備し、イランの支援を受けるヒズボラが北方からイスラエルに対し戦線展開するのを阻止しようとしている。今、イスラエル軍が北部からガザ進攻すればヒズボラがイスラエルと戦闘にはいる可能性がある。また、イランはロシア軍がウクライナ侵攻で使用する攻撃用ドローンの主なサプライヤーである。イランはロシア国内でドローン製造工場建設を協力している。この工場ではドローン数千台が製造される。イランから受けた見返りにロシアはイランの支援を受けるヒズボラへの防空システム提供を行うという情報が浮上している。ハマスの攻撃に端を発した中東危機はロシアにとって、イスラエルに批判的な国との関係を強化する好機となっておりロシアに有利に働いている。

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