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(2種類の無料楽譜付き)スケール(音階)のやり方と目的!

割引あり

皆さんこんにちは!川合音楽塾の川合です!

今回はスケール(音階)のお話しです!

皆さん、スケールというのを聞いたことはありますか?
スケールは日本語で音階とも言い、技術的な面で、楽器の世界(特に木管)ではとても重要な練習になります。音楽的には、どの楽器、音楽に携わる方は誰でも知って、覚えていて損はありません。

よく他のどの教則本にも載っていますし、講師の先生が「スケールをやった方が良い」と仰っていたり、私自身もやりますが、どうしてそんなに「スケール」「スケール」と言われるのでしょうか。

そして今もスケールを頑張られておられる皆さん、どうしてスケールをされておられるのでしょうか?方法も大丈夫でしょうか?

他の記事にも書きましたが、ちゃんと目的を理解していないと、目を瞑った自転車運転と同じく、行きたい場所が分からずぶつかったり、転んだりしてしまいますので、目的を理解しましょう!

目的1、曲は全てスケール(音階)でできている。
下の写真の楽譜を見てみて下さい。

スケールの嵐ですね!

この曲を、「基礎練習」の名前で言って行くと、

・「ラーラ」はソフトタンギング
・26連符は全て「音階(スケール)」、
・3段目の「p」からは、「音階(スケール)」と、「半音階(クロマチックスケール)」と、「分散和音(アルペジオ)」の複合。
・「ソラソ」「ミレド」「音階(スケール)
・「レー」ロングトーン
・「ソラソラソファミファミレド」「音階(スケール)
・「レー」ロングトーン
ちょっと割愛!笑
・練習番号「C」の2小節目からまた全て「音階(スケール)

と、曲の中にかなり音階(スケール)が使われている事が分かります。

と、いうか、作曲家は、その調の音階を使ってメロディを書くのが仕事です。というかそういうルールありますので、作曲家の卵は、ありとあらゆるスケールをピアノで練習するそうです。(スケールにも種類が沢山あります)

目的2、音が移り変わっても、ロングトーンの息を使えるようにする。太さを変えないようにする。

目的3、全ての指を知る、覚える。

という目的があります。

この目的を知らない方が多く、よく学校に行くと、特に小指ですが、クラリネットという楽器は1〜2種類の音を除いて、全て小指は左右に振り分ける事が可能になっており、サックスやフルートのように、右小指→右小指とキーを小指を滑らせ(スライド)連続して音を出す事はありません。
しかし、スライドさせている方も多く見てきました。

これは単純にスケールをされていないだけで、スケールをされると、全てのキーを使い、キーの使い方を知りますので、こういった事が起きなくなります!

どれも木管楽器、クラリネットには大切な事ですね!

ちなみに、上の写真の曲を皆さんがやるに、スケールを制覇した人と、やった事無い人、どちらが早く譜読みが終わると思いますでしょうか。

ご想像の通り、スケールをやっていた方が、「あ!〇〇調じゃん!」と、譜読みが簡単になり、譜読みが早くなりますので、これも第4の目的というか副産物として入れても良いと思いますし、それだけ大切な事です。

目的をしっかり理解した上で、楽譜を印刷をしたり、ダウンロードをして見ながら早速やってみましょう!


やり方にちょっとしたコツがあります。正しい練習をしてから、速く吹くと「タカタカタカタカ」と寸分の狂い無く、綺麗に音が並び、全ての音が均一に聴こえ、言葉通り「連符」に聞こえるのですが、

間違って練習されていると、せっかく頑張られても「タカタナニャ◯×※?*>”$〜」とフニャフニャになってしまったり、「モゴモゴ」して、何の音を吹いているのか、聞いている側は分からなくなってしまう場合があります。

毎日毎日一生懸命練習されているのに、曲中とかで速くなるとフニャフニャになってしまったりし、先生とかにも「基礎はやっているの?」と言われて二重にショックを受けてしまう事があり、辛いですよね。

これはやり方が間違っているんですね。

ですので、スケールの本を買って、「スケールを頑張るぞー!」と説明無しに練習をされても、教えてもらうか、よほどセンスが良くないと、間違った練習になってしまいますのでご注意ください。

これはスケールだけの話ではありません。どの基礎練習でもそうです。
正しい練習方法を知る事が大切です。

どの練習もそうですが、どれだけ素晴らしい練習方法や楽譜を持っていたり知っていても、やり方や注意点を間違えてしまうと、変な癖を付けるためだけの練習になってしまうので、お気を付け下さい。

それでは実際に楽譜をダウンロードをして注意点を見ていきましょう。
楽譜は2種類用意しました、一つは2オクターブのスケール、もう一つは3オクターブですが、2オクターブは楽器を始められて3ヶ月くらいの方の間に合せ用とお考え下さい。基本的には、最初から3オクターブから、初心者でも始められて良いと私は思っております。

私が行っている中学校さんでは、3オクターブを1年生の時からやって頂いていて、ニューノーマル、伝統になってきて、普通になり、「そ、そんな大変なんですけど!」という方はおりません。

そして、2オクターブを練習する大変さを「5」だとすると、3オクターブの大変さは「7」くらいで、2オクターブを先に練習されて、よし!3オクターブに挑戦しよう!となった時、高音の部分をまた一から練習しなければならないので「3」プラスされるイメージで、2オクターブからスタートされると、合計「8」くらいの大変さになります。

今回の事をことわざで表すなら、「急がば回れ」ではなく、「大は小を兼ねる」という事です。
余談になりましたが、基本的に3オクターブに挑戦しましょう!


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