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【KAWAII探訪】vol.2 奈良県*三輪そうめん編(前編)

日本に古くからある「カワイイ」を探し求めて

知っているようで知らない、日本各地に古くからあるものやこと。
実際に足を運んで訪ねてみれば、まだ見ぬ「カワイイ!」にたくさん出あえるかもしれない。そんな期待を胸にあっちへこっちへ旅する、その名も『KAWAII探訪』
第二弾となる今回、向かった先は……

そうめん発祥の地!奈良県・桜井市へ

こんにちは。「KAWAII COMPANY」取材部記者のザックです。
暑い季節の食卓には特にかかせない、わたしたちの暮らしになじみ深い「そうめん」。なにげなく口にしていますが、実はあまりよく知らない気がします。いつどこで生まれて、どのように作られているのか――そもそも、そうめんとは一体なんなのか。

そこで今回は、そうめんの代表的なブランド『三輪そうめん』の生産地であり、“そうめん発祥の地”として知られる奈良県桜井市を訪れました。

そうめんは神さまから生まれた⁉

奈良県の中部に位置する桜井市。ここは古墳や旧跡が数多くあり、歴史の深さがうかがえる土地です。

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そこに佇む、ひときわ目を引くきれいな円錐形をした三輪山(みわやま)。この山全体をご神体とした、日本最古の神社といわれる「大神(おおみわ)神社」で、今をさかのぼること約1200年以上前にそうめんが誕生したと伝えられています。

言い伝えによると「飢餓と疫病に苦しむ民の救済を願ったときに、神の啓示どおりに作ったものがそうめんの起源となった」と言われています。“あの”そうめんに、これほど神秘的なストーリーがあったことにまず驚かされます。

今でも年に一度、その年のそうめんの相場をご神前で占う『卜定祭(ぼくじょうさい)』が大神神社で行われているように、神さまとそうめんには深いつながりがあるのです。

奥が深すぎるそうめんの世界

その歴史だけでなく、細さによってランクがあること、ピンクや黄色をした色麺のこと、そして伝統的な「手延べ」製法でのつくりかたまで。三輪そうめんのことを詳しく教えていただくために、創業から170有余年続く老舗『池利(いけり)』を訪ねました。

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(実は、KAWAII COMPANYと池利はご縁があってコラボレーションすることになり、5つのカラーと味が楽しめる『カワイイ三輪そうめん』を一緒に作っています)

5代目社長であり、三輪素麺販売協議会の会長も務める池田利一さん自ら丁寧に、そして時に熱く三輪そうめんのことや池利について教えてくださいました。

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細いほど美しく、気高い

三輪そうめんの製品には4種類の細さがあります。誉(ほまれ)と呼ばれる一般的なランクのものは10gあたり70~80本、一番細く最高級品とされる神杉(かみすぎ)は同じ10gあたりでも120~130本と極細。

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伝統的な手延べ製法で作られるので、この神杉を作ることができる職人さんはわずか数名しかいないそうです。

細くて繊細なものを崇めるのは、昔も今も変わらない日本人の美意識のひとつかもしれません。実物の神杉はとても乾麺とは思えない、まるで絹糸のような美しさ。思わず見とれてしまいました。これが機械ではなく人の手によって生まれているとは、とても信じられません。

カラフルなそうめんを作るのはむずかしい

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ピンクや黄、緑といった色をまとったカラフルなそうめん。真っ白なそうめんも美しいけれど、色麺はカワイイ見た目に「わぁー」っとテンションがあがります

そうめんを楽しく食べて欲しい――池利では、そんな想いからさまざまな色麺を作っています。そのどれもが野菜や果物をそのまま粉末にし、小麦粉に練り込んだ自然な色合い。ほのかに風味も感じられて、見た目だけでなく舌でも楽しめます。

しかし一方で、色麺を作るのはとても手間がかかることだそう。粉末の微妙な配合量によって手延べ作業の際に麺が切れやすくなるため、加減がむずかしいのです。それでも作り続けるのは、やはり「そうめんを楽しんで……」という想いの強さなのでしょう。

実際、テーブルを華やかに彩る色麺はパーティーなどちょっと特別なシーンや贈り物としてとても人気があるそうです。

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あらためて知ると感動する「手延べそうめん」

三輪そうめんは伝統的な手延べ製法によって作られます。‟手延べそうめん”とはよく耳にしますが、どのように作られているのか知っているかたは多くないのでは。探訪メンバーも「なんとなく手作業で麺をのばしている」くらいのイメージでした。

そんな一同が感動をしてしまった、手延べそうめんの製造現場。池田さんにご案内いただいた、池利の工場取材は後編お届けします。おたのしみに。


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