第5話 ぼくと読者とメール
意外に思えるかも知れないが、アダルトサイトを運営していると、読者(ユーザー)からメールが届く。
大抵は、動画が見れないから何とかしてくれとか、人妻モノをもっと増やしてくれといったものだ。
しかし中には、自分はゲイだから、ゲイの動画が見たいという意見もあった。もちろんゲイのカテゴリを増やしたのは言うまでもない。
あとはただ「更新がんばってください」とだけ。興味があったので返信してみると、なんと16歳の女子高生だったこともある。
ぼくはてっきり、男だけがエロサイトを見ているもんだと思っていたから、これには変な興奮を覚えた。
そしてついに、運命を変えるメールが届く。
「株式会社○×の仲本と申します。あなたのサイトに月極で広告を掲載させて頂けないでしょうか?」
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