マガジンのカバー画像

公開写真を使ってくれたnote記事

297
公開している写真をヘッダーで使ってくれている記事をまとめました。
運営しているクリエイター

2020年5月の記事一覧

ついに遠心分離するか―欧州共同体としての命運―

ドイツとフランスが歩調を合わせ、5000億ユーロのEU復興基金設立の支持に合意した。共同で調達した資金を、加盟国に分配して復活を下支えする。返済はEU予算の負担割合に固定して実施する。EU全体で枠組みを作るには、27か国の支持が必要になるが、いかに見せかけであったとしても、ドイツとフランスが欧州の負担を共有しようとしているところにはとりあえず意味がある。しかし……。 欧州共同体は共同体としての危機を再び迎えているのではないか。4月に発表になったユーロ圏の経済対策では、イタリ

なぜ僕は起業したのか?

結論から話そう。 「お金を人一倍稼ぎたかった」からである。 僕自身、シングルマザーの男3兄弟の長男として育ち、幼少期から高校卒業まで本当に貧しかった。(別に貧乏自慢をしている訳ではなくね。) 大学受験では国立大学のA判定を貰いながらも失敗をし、私立大学に行くつもりはなく、そのまま高校を卒業し、18歳の僕は社会に出た。 普通の馬鹿な高卒の若造であった。 高卒の若造は 人一倍お金を稼ぎたい! 値札見ずに服買いたい! 良い車乗りたい! 良い家に住みたい! お金あるのを自慢し

派手ではない,だが地味でもない ~ブラームス交響曲第3番の雑感~

好きな交響曲さて,先日こんな記事を書いた。 最近は芸術を廃れさせまいと様々な取り組みがなされているようだ。世間でこれだけパワフルな取り組みがなされているのであればわざわざ自分が芸術についての発言などしなくてもいいのではないかと思ってしまう。 しかし,自分とてプロではなく,芸術に明るくはないとはいえ,様々な芸術作品に触れ,救われてきたのは確かだ。 そこでなかなか着手できずにいたある試みをこの1か月間行ってきた。 とある交響曲をテーマに,記事を書くことにした。そして今日,それ

9度目のデフォルト(債務不履行)アルゼンチン_200523

このニュースで初めて「デフォルト」という言葉を知った。デフォルトとは債務不履行ということらしい。 アルゼンチン、9度目のデフォルト 債務交渉は継続 (2020年5月23日 日本経済新聞) 当面乗り払いの余力は十分にあるそうだが、3年間の支払い猶予を求めるアルゼンチン側と、期間の短縮を求める債務者団が折り合えなかったそうだ。アルゼンチン側に当面の利払いの余力は十分にあるそうだが、アルゼンチン政府は総額660規模の国債のまとめて再編する計画中だそうで、延長期間中に合意できれ

今はもう消えてしまった京都の本屋のはなし・5

まだ続きます、京都の消えた本屋の話(トップ写真には河合季信氏のものを使わせていただいております。多謝)。 今までの記事はこちらにまとめました。 実は初めた当初は自分でもこんなに続くと思っていませんでした。 書いているとどんどん、「ああ、あそこも」「そういえばあんな店も」と次々記憶が甦ってくるのです。 本日はここ、三省堂書店。 もしかすると「えっ、京都にも三省堂あったの!?」て反応の人も多いのではないでしょうか。 あったんですよ、三省堂。 ちょっとふしぎな場所にありました

今はもう消えてしまった京都の本屋のはなし・3

もはや本来の販促活動を置き去りにして、また消えてしまった京都の本屋さんについて(トップ写真は河合季信氏のものを使わせていただいております。多謝)。 昨日の「2」の記事にて(下のマガジン内ご参照ください)、京都駅前は近鉄百貨店にあった旭屋書店のことを書きました。 旭屋と並び、駅前書店でもうひとつお気に入りだったのがこちら、ふたば書房。 京都タワーのタワービル3階に入っていたんです。 京都住民らしくタワーに登ったことはないのですが、この本屋には本当によく行った。 普通に本屋さ

個人的に好きなアルゼンチンタンゴ ダンサー その⑲

今回紹介するのは、Roxana Suares & Sebastian Achaval ここ数年はずっとトップダンサーとして世界中で人気の高いペアですね。 二人ともテクニックが高く、ミュージカリティも良く、見栄えも美しい、オールラウンドのダンサーです👍 きっちり、しっかり、無理や無駄のない、なめらかで綺麗な踊りです。レベルが非常に高い! 二人の長年のキャリアが醸しだすペアバランスの良さと一体感は、お互いを尊敬し合っているのがわかり、素晴らしいと思います😄 また、人柄も

個人的に好きなアルゼンチンタンゴ ダンサー その⑱

今回紹介するのは、Bruno Tombari 独特でユニークなダンサーで、特にミュージカリティにはこだわりが強いのが窺えます。 クセが強いので好みが分かれると思いますが、圧倒的に男性ファンが多いダンサーですね😅 コミカルに見えますが、技術とセントロがしっかりしていないとあのリードは伝わらないと思いますね。すごいです✌️ また、タンゴ以外の曲で踊るのも得意ですが、普通のダンサーならハマらずイタくなってしまいがちですが、ちゃんと成立して洒落てみえるのはさすがですね。 個

個人的に好きなアルゼンチンタンゴ ダンサー その⑯

今回紹介するのは、Julio Balmaceda 思い入れが強すぎて、書くのをずっとためらっていました、、  もう彼に会うことができないなんて、悲しすぎます。信じられない。 ただ、これからタンゴを始める方には、是非とも彼の踊りを見てもらい、語り継いでいってほしいと思い、書くことにしました。 彼の踊りをビデオ(当時)が擦り切れるまで見て、レッスンDVDを買い、ずっと真似をしてきましたが、いまだに同じようには踊れません。。。 彼の父親Miguelはミロンゲーロスタイルの

個人的に好きなアルゼンチンタンゴ ダンサー その⑭

今回紹介するのは、Federico Naveira やはり、かのNaveira ファミリーの一員。Naveira師匠の息子さんですね(Olga Besioとのお子さん)。 幼少期から踊っているので、タンゴに必要なすべての動きがインストール済です(笑 一番感心するのは、足を置く位置がすべて完璧なところ。次の動きがしやすいように足の幅や重心の置きかたなどは、本当に素晴らしい👍  まったく無駄のない動きなので歩数が極めて少なくスムーズだから、逆に簡単に見えてしまうが、真似し

個人的に好きなアルゼンチンタンゴ ダンサー その⑬

今回紹介するのは、Natasha Lewinger y Haris Mihail 最近よく目にするペアで、ウルグアイ(Natasha)とギリシャ(Haris)の組み合わせで、ロンドンで活躍中です。ここ数年ヨーロッパで活動するペアが多いですね。 Natashaは素晴らしいフォロワーで、技術も立ち姿も一級品です。ミュージカリティの良さからでるアドルノも上手いですね。 Haris はやはりミュージカリティが素晴らしい。音を大事にしているのが伝わってきます。技術はもちろんしっか

個人的に好きなアルゼンチンタンゴ ダンサー その⑫

今回紹介するのは、 Demian Garcia 少なくとも20年以上のキャリアを持つ実力派ダンサーで、2005年頃に初めて見た時にはすでにいぶし銀の雰囲気がありました。今もなおトップレベルで活躍していますね✌ やはりミュージカリティがすごく好みで、細かい音取りには唸りましたね👍 ショータンゴもサロンも上手く踊れる素晴らしいダンサーなので、固定のペアで長くというよりも、多くの有名フォロワーと色々なイベントなどで踊っています。 中でもCarolinaと踊ったミロンガは、絶

個人的に好きなアルゼンチンタンゴ ダンサー その⑪

今回紹介するのは、 Pablo Inza & Sofia Saborido かつてブエノス・アイレスで大人気の伝説的プラクティカ(練習会)『Practica X』の主催者だったPablo。 当時はバリバリのヌエボスタイルで非常に個性的な踊りをしていたが、ミュージカリティが素晴らしいので、良く見ていました。 Carlitosの元パートナーだったSofiaと組んでから、スタイルがオーソドックスになり、より好みの踊りになりました👍 Sofiaのスキルも高く、ペアバランスがとても

個人的に好きなアルゼンチン・タンゴ ダンサー その⑩

今回紹介するのは、 Diego Benitez y Rocio Vargas ショータンゴからサロンスタイルまで高いレベルで踊れる、素晴らしいオールラウンダーペアです。 Rocioはフォロワーとしての技術はもちろん素晴らしく、小柄ながらも大きさを感じさせるダイナミックな踊りが良いですね。アドルノや体のキレも抜群です。 Diegoの好きなところは、やはりミュージカリティ。クラスを受けた時に、ステップを重視するのでは無く、タンゴの曲自体や楽器の音色、飾り音などについての重要