コミュニケーションが楽になった8つのこと
隙あらばゴロゴロしたくてフリーランスになったカワグチマサミです。
今年でイラストレーター12年目。
いろんなイラストレーターの先輩、後輩、仲間に出会いました。
みんな、絵、めっちゃうまいです。
当たり前ですよね。イラストレーターなんだから。
あと、小さい頃から絵がうまかったとか。
クラスで一番絵がうまくて、クラスメイトに絵を描いてって言われたとか、よく聞きます。
私はクラスメイトの似顔絵を書いたら、教師に「お前の絵は暴力だ!」と怒られ話し合いになりました。
なんでだよ!!?
イラストレーターにあるまじき闇歴史です。
美大を諦め、画力を諦め、それでも夢は諦めない。
そこで半ばヤケクソで、画力以外のイラストレーターに必要なスキルを身につけようと決めました!
それは、コミュニケーションスキル!!!
大学生のころ、クレジットカードの営業のアルバイトをしました。
百貨店とか、映画館とか、ショッピングモールで営業スマイルで声かけてきて、カード勧誘する人、見たことありませんか?
その辺を歩いてる人に声をかけて、立ち止まってもらって、会員になってもらって、あわよくばオプションの保険も営業します。ノルマもありました。
3.4年くらい働いていました。
時給に釣られてクレーム対応のコールセンターでも働きました。
無視されたり、からまれたり、理不尽に怒られたり、借金に追われてる話を延々と語られたり。
正直、精神的にとてもきつかったです。
でも画力が微妙な私にとってこの経験で身についたコミュニケーションスキルは本当に人生の財産になりました。
•話を聞いてくれる人はどんな人なのか?
•どんな人が商品に興味を持ってくれるのか?
•どんな会話をしたら仲を深められるのか?
なんかが、わかるようになってきました。
身心削るほどに。
コミュニケーションスキルが上がった!というより、楽になったかんじです。
もしあなたが、(私と違って)本業のスキルをしっかり持ってる方なら、コミュニケーションが楽になることで、もっと「いい感じ」で働けるかも?と思い、この記事を書いてみようと思いました!
じゃ、行くよ〜!
営業の仕事で気づいた、コミュニケーションが楽になった9つのことー!
その1:とりあえず微笑んどく
初対面って、みんな緊張するし、警戒する人が多いです。
相手が何考えてるかわからないですからね。
いきなり投げナイフが飛んでくるかもしれない。
いやそんなのはゲームの中の世界。
私はゲームが好き。
「あなたにとって私は敵ではありません」
という意思をわかりやすく伝えるために微笑みます。
私の場合、元々目つきが悪く表情が乏しかったので、社員の方に注意されたのも微笑みだした理由かな。
その2:眉間を見て会話する
あまり知らない人と目を見て話し続けると疲れますよね?
これも社員の方に教えてもらった快適コミュニケーションポイント。
眉間あたりを見て話してれば、相手は目を見て話してると思うらしいです。
実際、就職活動の面接で使いました。
でも顔が近すぎたらバレちゃうかも。
その3:幸せそうな人に声をかける
キャッチの営業では、老若男女、あらゆる人に声をかけました。
いかに立ち止まらせるか、こちらに興味を持ってもらうか。
何度も無視され、傷つき、マヒして気づいたことは…
「幸せそうな人は話を聞いてくれやすい」
ニコニコと笑顔の方、心にゆとりのありそうな方、お金にゆとりがありそうな方、陽気な若者、オシャレな方、などなど。
そういう方は、かなりの確率で話を聞いてくださいました。
あと、映画やショッピングなど、エンターテイメント系のクレジットカードの販売が多かったので、特に、人生を楽しんでそうな方と商品の相性が良かったのだと思います。
自分の商品(作品)がどんなものかを知って、商品に合った人にアプローチするのは、とても大事なことだと実感しました。
その4:裸眼になる(目が悪い人限定)
これは、視力の悪い人限定で使える術です。
私の視力は、裸眼で0.1以下。
常に視界がぼやけていて、人の顔もモザイクがかかってる状態です。
なのでいつも夢心地。あまり緊張しません。
仕事中はメガネをかけますが、講演会のときなど、たくさんの人の前で話すときは、裸眼でお話します。
目が見えない分、心が見えるんです。
なんちゃって!
その5:好きなことを聞く、質問する
「この人と仲良くなりたいな」と思ったら、その人の好きなことを聞きます。
自分の好きなものを話すときって嬉しくないですか?
私は乙女ゲームが大好きで、あ、誰も聞いてないですか?聞いてください。
好きなことを聞いたら、お返しに好きなことを聞かれるんです。
私は初対面の方でも、「いい人だな」と思ったら、乙女ゲームの話を熱くしてしまいます。もしかしたら迷惑って思ってる人もいるかもしれないけど、聞いてくれた人は問答無用で私の中で「いい人」になり、仲良くなります。
特に共通の好きなことがあると話が盛り上がります。私は物語全般に興味があるので、相手の方には、好きなゲーム、本、漫画、映画、ドラマなどを聞くことが多いです。
さらに、なぜその作品が好きなのか?質問します。
「へ〜」「ふ〜ん」で終わるより、質問されたら、自分の好きなこと(自分にも)興味を持ってくれてるのかな?って嬉しくなりまりませんか?
その人が、どういう理由でワクワクするのか、トキメクのかは、その人の本質でもあると思います。
その6:赤裸々に話す
人は鏡のようなものと聞いたことがあります。
怒りながら話せば、相手も怒りやすい。
逆に笑顔で話せば、相手も笑顔になりやすい。
感情はうつるものだと思います。
だから私は、先に自分のことを、お話しすると決めてます。
ごまかさず、赤裸々に。
noteにも、夫婦や家族のことをかなり赤裸々に書いてしまってます。
正直、ここまで書かなくていいと思います。
でも、こちらが心をあけすけにするほど、相手も心を緩めてくれて、お互いコミュニケーションが楽になります。
逆に嘘をついてたり、見栄を張る人は、私みたいにズケズケ話たり、聞いたりする人間が苦手かもしれませんけど…。
その7:ヨイショしない
営業のバイトだけでなく、フリーランスで活動してて気づいたこと。
それは…
長く起業されたりフリーランスで成功されてる方ほど、謙虚です。
マジで。
中にはヨイショしてくれ!という感じの方もいますが、気づいたらその業界から消えてたりゴニョニョ。
お金だけでなく、世のため人のために、いいものを作ったり売ったりする方は、謙虚で誠実な方が圧倒的に多いです。
ヨイショはしませんが、礼儀は欠かさず、尊敬の念を持ちつつ、対等に会話して、純粋に聞きたいことを聞いたりお話するよう心がけてます。
やはり長く企業やフリーランスとして活動し続ける方は、人を見抜く力があるんです。たくさんの人に出会い、酸いも甘いも経験されたから分かることなのだと思います。
「あ、これ、ヨイショしてんなぁ」「ゴマすってんなぁ」
ってだいたいバレます!
私はバレたら恥ずかしいので、最初から素直に正直に会話するようにしています。
その8:好きな人と話す
コミュニケーションが楽になる方法についてお話しましたが、これ、嫌いな人には使えないかも…。
苦手な人に赤裸々に話すのも気が引けるし、微笑むのもまっぴらです。
コミュニケーションが楽になる一番の方法は、好きな人と話す!なんだと思います。
理想の人だったり、興味がある人だったり、そういう人なら自然と聞きたいことが湧いてきます。
職業柄、フリーランスだからというのもありますが、本当に話したい人と話すようにしています。
特にこのご時世が、加速させてるように思います。
「仕事はご縁」
なんともよく聞く言葉です。
ですが、実力が微妙な私は、本当に、本当に、本当に!
ご縁から、お仕事を続けさせてもらってます。
振り返っても、たくさんの方の繋がりから、出版やイベントなど声をかけていただきました。
その期待を裏切らないためにも、いただいた仕事を120%でお返ししてたら画力もなんとか、ここまで…(察して)
コミュニケーションスキルアップして、仕事ガシガシ取ってくぜ!っていうのも全然アリだと思います。
でも仕事って、依頼される前に、信頼を先に築くものなんですよね。
信頼は、実力はもちろんですが、人柄の相性もあると思います。
今はなかなか人に会えないけど、もし話したかった人と、話す時が来たら、
ゆるーく、楽しんで、コミュニケーションができたら嬉しいなと思います。
ではまたね!
・イベント登壇
2/8 13時〜
イラストレーター先輩の高田ゲンキさんと子育てフリーランス対談
2/10 12時〜
Adobe Creators Meetup #5 仕事と家庭で使える「いい感じ」マネージメント 〜 一石二鳥で効率化 〜
子育てしながらフリーランスで「いい感じ」で働くための赤裸々エッセイ+仕事に繋げるためのハウツー本「子育てしながらフリーランス」出版。
子どもと親の自己肯定感を高める、「子育て言い換え事典」(KADOKAWA)出版。
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