盆と正月がいっしょに来たようなおめでたい女の予言とお盆の謎。【食べログ】とんかつ いなば和幸（川越駅店）
とんかつ いなば和幸（川越駅店）
2012年01月頃訪問
ジョー＆チサトコンビから突然呼び出され、自宅からのこのこと歩いて訪れた初めてのお店です。
チサトちゃんから電話
「今駅にいるんだけどぉ、お昼おごるから来ない？改札階からエレベータで上がったとこ、ホラ前来たことあるうどん屋さんとかパスタ屋さんがあるとこ。うどん、パスタ、お寿司、とんかつ、どれがいい？」
と聞かれたので、迷わず「とんかつ！」と即答しました。
電話を切る刹那、電話の向こうから「とんかつだってｗ」と半笑いの声でジョーに話しかけているのが聞こえた。
なんだかもやもやした。いったいどんなニュアンスで言ったのか。
「ほらね、やっぱりね。つばさちゃんて単純だからとんかつ選ぶと思ったわよ。あたしの予想通りでしょ」
想定内の返答だったからピッタリ当てたことを誇ったのか。
「お寿司でなくてよかった〜」
私がお寿司を食べだしたら止まらないないことを急に思い出して失敗したなーと後悔した矢先、とんかつを選んでくれて安堵したのか。
そんなことをあれこれ妄想しながら駅に向かったのです。
お店に入ったら、ジョー＆チサトコンビはビールを先に飲んでいて、「え、え〜、まッ昼間からビール？」と言いながら、自発的にグラスを差し出しました。「お祝いよ、お・い・わ・い」
だって。チサトちゃんは、生まれた時からメデタイから、毎日がお祝いでもおかしくないんだけど。
さてと、何しようかな〜とメニュを見ようとしたら、「つばさちゃんが、頼みそうなものもう頼んでおいたわよ」と。
さすが、気が利くなと感心。で、ロースかつランチが出てきたのです。
ピンポーン♪
「最近、ひれかつ飽きてきたから、ロースにしようかなと思っていたのよ」と心にもないことを言ってみたら、チーちゃん満面の赤ら顔の笑顔で、「でしょ、でしょ〜」
ははーん。やはり、あの半笑いの履き捨てるような言葉は、私がとんかつを選ぶということ予言者を気取ってジョーに託宣したんだな。いや、まてよもしかしたらジョーと賭けたのかも……
なーんて、また妄想モードに入りながらビールを駆けつけ五杯程喉に流し込んで、つけあわせの枝豆なんぞをつまみながら、自分の意志で選んだのではないロースかつランチを待ったのです。
ここのお店「とんかついなば和幸」と「とんかつ和幸」は全く別のお店だってこと、今日はじめて知りました。
というか、「とんかついなば和幸」のとんかつを食するのが初めてなんですけどね。
「和幸といえばとんかつ」と刷り込まれた私の木偶頭には、「とんかついなば和幸」と「とんかつ和幸」は全く同じお店だと思い込んでいたのです。
でも、実際食べてみて、「とんかつ和幸」との違いがよく分かりました。
ご飯は私にはちょっと柔らかめでした。
ご飯、味噌汁、キャベツとも、とんかつ和幸の方に軍配をあげるかも。
とんかつは、美味しいです。「とんかつ和幸」の方がボリュームあるかも。
「とんかつ和幸」と比較した味覚、感覚の違いは私の錯覚かもしれません。仮に私の錯覚だとしても、ベターな「とんかつ和幸」と思わせる何かがあるのです。
そのことを食べながら考えてました。
う〜む。何かが足りないというか、陳列棚に商品がぎっしり並んでなくて、田舎の雑貨屋さんの棚みたいにスカスカのような、そんな感じ。
漬物、味噌汁、キャベツ、ご飯、とんかつ……同じものを食べているのに、なんで「とんかつ和幸」がいいと思えてしまうのか。
以前「とんかつ和幸」で撮った料理写真を見てみた。
あ。
と、ちいさな叫び声をおあげになった。
「とんかつ和幸」の料理にはお盆があるけど、
「とんかついなば和幸」の料理にはお盆がないことに気づいたのです。
お盆があるかないかの違いだけ印象が違うんですね。
店内の雰囲気は明るく清潔感があってとてもよいです。
店員さんの応対もスマートで、お替りのご飯、キャベツ、味噌汁を頼むときもスムースでした。
心地良く食事のひと時を過ごすことができました。
ごちそうさまでした。
※参考
・「とんかついなば和幸」（和幸株式会社：創立1983年12月）
http://r-wako.com/index.html
・「とんかつ和幸」（和幸商事株式会社：創立1958年10月）
http://www.wako-group.co.jp/02shop_01restaurant.html
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