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【初出版『最強の法則』100plus】vol.125: 企画を変更するときは原点に返る

こんにちは!


私の出版企画を見直す作業。
次は、下記の「5D」の「③どんなことを?(読者の悩み・不安・問題・欲望など)」解決する企画なのかです。

●企画を作る際に考えるべき「5D」
①誰が?(著者)
②誰のために?(読者)
③どんなことを?(読者の悩み・不安・問題・欲望など)
④どんな方法で?(解決する手段、方法、提案)
⑤独自性は?(その方法や考えのオリジナリティ、個性)

連載vol.119で、私が著者候補の方からいただく出版に関するご相談内容のポイントをご紹介しました。

●ご相談内容のポイント
①出版する方法と工程を教えてください
②企画、企画書の作り方がわかりません
③出版社、編集者へのアプローチの方法は?

そして、上記の3つの質問を出していただいた著者候補の方の心理は、
突き詰めれば下記の3つだとしました。

●ご相談される方の心理
①はたして自分は出版できるのだろうか?
②私の書いた企画書は通るかな?
③いい出版社、いい編集者に出会えるだろうか?

●ご相談内容をひとつひとつ見ていきましょう。
①に関しては、出版する方法を整理して提示することができます。
実例はそれこそ著者の数ほどありますので、その著者候補の方に合った方法を
見つけられるようにすることがカギでしょう。

●②に関しては、企画書のフォーマットはネットに転がっていますから、それに沿って企画書を書くことは誰にでもできます。
問題は、現場の編集者がどこを見て企画の良しあしを判断するのか。
そのポイントを押さえることでしょう。

●③に関しては、様々な方法がありますので、提示することはできます。

ご相談内容の①~③は、どんな出版入門書にも多かれ少なかれ入っています。
これを書き尽くしたからといって、差別化はあまりできません。
書籍の企画としては、独自性をどこに入れるかが勝負です。

●ここで私は、これまで相談に来られた方々の顔を思い浮かべます。
「みんな、何を知りたがっていたかな…」
もちろん、①~③のどれかには入っている。
もっと絞ると、何だろう?

1万部売りたい。そのための方法は?
宣伝プロモ―ションはどうやればいいの?
お金をかけずに出版する方法は?
これまでの著作と路線を変えたい。

そんな声が多かったなーと思い返しました。

「お金をかけずにベストセラーにする方法」
この企画だったら、ある程度売れるかも…。
そんな考えに至りました。

想定読者の切実なニーズがそこにあるのなら、
本気で考えないといけません。
というか、「そんなことが確約できるなら、俺も知りたい!」と
切実に思います。

●こんな風に考えて、企画はどんどん変わるものです。
どうやって解決するのか、次回以降に過程をお見せします。

この記事を読んだあなたが、
たくさんの素晴らしい本にめぐり逢えますように!

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