見出し画像

【初出版『最強の法則』100】 vol.94:出版講演会は本を配るぐらいの気持ちで

出版後にセミナーや講演会を開催する方、呼ばれる方は多いと思います。
特に3月、4月は出版ラッシュのためか、毎週のようにありますね。


講演会にも様々な種類があります。

・出版社が書店さんなどで開催する出版記念サイン会(トークショー)
・ご自分で開催するセミナーや講演会
・知人の著者や応援者の方などが開催するセミナーや講演会

講演会という晴れの舞台。
元々あなたのファンや応援者の方が来てくれます。
もちろん、本で初めてあなたを知った方も来ることでしょう。
自分とビジネス、そして自分の本をアピールできる大きなチャンスです。

出版直後ということで、本の内容に沿った内容をお話しする場合が多いでしょうが、読者サービスとして、本の内容をさらに深めたものにする必要はありますよね。
その結果、ご自分のビジネスに直結するケースもあるでしょうが、
その場で本を売ることができることが多いはずです。

講演会は、本の購入者のみを対象にするケースがほとんどです。
実際、数十冊~100冊単位で売れる可能性のある場所は、あまりありません。
SNSのライブで売っている現場を見たことがありますが、それは名人芸に近いものです。
ですので、本を売るためにはセミナーや講演会を最大限活かすことが必要です。

最近は、書店さんでのイベントも時節柄、
リアルとオンライン同時開催というケースが増えており
以前より集客しやすい傾向にあります。
オンラインを選ぶ場合は、遠方から足を運ぶ必要がありませんし、
参加費もリアルより安い場合が多いので、参加のハードルが下がっています。

書店さんで開催する場合、本の手配は書店さんと出版社に任せればいいのですが、
自分や応援者が開催する場合は、前もって考えることが必要です。
「自分で出版社からじかに買い取りするか…」と考えている方もいるでしょう。
わざわざそうしなくても、近くの書店さんから仕入れるという手段もあります。
担当編集者に早めに相談したほうがいいでしょう。

自分でビジネス寄りのセミナーを主催する場合は、
売るのではなく、参加者に無料で贈呈することを考えてもいいですね。
読んでもらって、自分のファンになってくれればいいわけですし、
本をもらった参加者が口コミで広げてくれるかもしれません。
まずは、GIVE&GIVE&GIVEの精神です。

次回は、素朴な疑問として「ベストセラーの定義」を考えます。
ではでは!

書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。