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読書記録「葉桜の季節に君を想うということ」
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
今回読んだのは、歌野晶午さんの「葉桜の季節に君を想うということ」文藝春秋 (2007)です!
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・あらすじ
ある時は警備員、ある時はパソコン教室の教師、またある時は映画のエキストラ俳優など「なんでもやってやろう屋」を自称する元私立探偵の成瀬将虎。ある日同じフィットネスクラブに通う久高愛子から、保険金詐欺で殺害されたおじいちゃんの話と共に、元凶と思われる悪質商法の会社の潜入調査を依頼される。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらとの出会いを通じて…。
以前読書会でおすすめされ、俄然読みたくなった本。物語が佳境に入るにつれて、今まで頭の中にイメージしていたものが、ガラリガラリと音を立てて崩れ落ちるのをひどく体験しました。
本を読んでいる方なら誰でもそうだと思うが、主人公の特徴や印象、周囲の状況などを頭の中に自然とイメージするであろう。この主人公は、きっとこういう人なんだろうなぁと。漫画で言うならば、勝手に登場人物の声優を決めるようなこともある。
それが、最後の数十ページで、全てが変わった。(・Д・)←こんな顔をしていたかもしれないほど、いい意味で裏切られた。
ミステリーの難しいところは、感想文を書きすぎるとネタバレに通じてしまうこと。ならば感情に訴えるしかない。また、ミステリー苦手な私が2.5日で読み終えるほど熱中してしまう作品でした(笑)。それではまた次回!
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