遠い日の記憶
川口市出身の自称読書家 川口竜也です。
先日思い立って、「スタンドバイミー」のDVDを借りた。未だにサブスクに登録せず、映画はレンタル派である。
曲は何度も聴いていたが、そう言えば映画を観てなかった。雨ですることがない日は、酒を飲みながら映画を観るに限る。
アメリカはオレゴン州の片田舎 4人の12歳の少年たちが死体を探すために線路をひたすら歩く。時には喧嘩し、時には笑い合う。まさに青春の一コマのような映画であった。
映画のラスト、大人になった主人公が冒頭の言葉を書いて幕を閉じる。
私にもスタンドバイミーほどではないが、友達と呼べるような奴等がいた。それも4人。
我が家はよく遊びの拠点になった。単純にプレステ2もwiiも揃っていたからかもしれないが、よく4人でゲームしていた。
それだけの関係である。一緒に旅行に行ったとか、心の内を共有しあったわけでもない。
でも、やはり、そこには打算的ではない友情があった。
仮に今出会ったとしたら、友達にはならなかったかもしれない。何となくだが、大人になったんだなぁと思ってしまう。
友達ってのは、簡単にできそうで、できるものではない。
勿論、大人になったからでも友達は作れる。ただ昔と違って、どの人と友達になりたいかとか、どこか自分にとって良い人であるかを考えてしまう。
読書会に来る方の中にも、いかにも友達を作りに来ましたという人がいる。悪いことではないが、端から見たら不自然だ。
もっとも、学校だと友達作りを強制されていた感も否めない。クラスメイト同士、仲良くしなければならない…。
生きづらい世の中だねと、呟いてみる。
でも大丈夫。今もしっかり生きているよ。無理しなくて良いんだよ。
昔の自分の側に立ちたい。
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