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読書で広がる世界

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

新しい仕事にもようやく慣れてきて、徐々に自分なりの貢献が見えてきたところです。ならばもっと貢献出来るように、ようやくビジネス書や自己啓発本に手を出した次第です。

最近読んだ本の中に、藤堂修さんの「チャレンジ 挑戦をあきらめない生き方」きずな出版 (2022) の中に、「最高の人生を設定するために、視野を広げよう」という章がございます。

今回は、視点を広げることについて、私なりの考えを踏まえながら書いてみようと思います。

"読書"による横の広がり

私にとって読書とは、「世界を広げる」ことだと考えております。世の中には紐解かれていない本ばかり、自分の一生の内に読むことのできる本なんて微々たるものです。だからこそ、一冊でも多く読んで、自分の世界を広げる。それはなんとも楽しいことです。

「世界を広げる」とは一体何か。新しい知見や知識を得ることでもあり、物語の世界を探検することでもあり、国内外の現実や実情を知ることでもあり、上げれば切りがないですが、自分の知っている世界を広げるという感覚です。

それは旅行や映画、新しいことに挑戦するなどの体験によっても得られます。例えるならば、自分を中心に半径が広がっていくが如く、世界が横へと広がるイメージです。

ただ、横の広がりは、あくまでも自分の目線からでしかありません。人間は自分が見たいように世界を見ているため、読書や経験を経ても、自分にとって都合の良いものしか受け取らないのが実情です。

以前、この本を読んだらポジティブになれるよ!と言って本をオススメし、その後読んだ方から感想を聞いたら、「確かに面白かった。でも私は…」と全然ポジティブになってないなんて話を聞きました(笑)。

つまり、世界を広げるには、ただ横の広がりを伸ばすだけでは不十分です。世界を縦に伸ばす必要があります。

人による縦の広がり

縦に広げるとは一体どう言うことか。それは文字通り、高い視点を持つことです。優れた経営者や歴史上の人物、偉人や哲学者ならどう考え、行動するか、価値観や人生観を変えるということです。

例えば会社で、「平社員であっても主任や課長の視点を持て」と言われたことがありませんか? 自分の仕事だけではなく、部署全体に、会社に、ステークホルダーにどんな影響があるか考えて仕事をしろと言うあれです。

しかし、その理屈は解るけれども、中々そんな風に考えられないのが実情ではないでしょうか? 読んだ本を自分事に捉えて具体的なTODOに落とし込めていないのが、課題ではないでしょうか?

ならばどうしたら良いか、藤堂修さんは同著の中で、結果を出している人や優れた成果を出した方と一緒にいることを勧めております。

仕事であれ、経営であれ、はたまたインフルエンサーなど、素晴らしい成果を出した方々は沢山おります。そんな人と一緒にいる時間を増やすことで、その人々の考え方や行動を間近に見ることができます。

例えば、判断の速さや数字へのコミット、リスクを取ること、当事者意識など、自分にはまだ持っていないものを既に備えている人からは、学ぶことが沢山有ります。

故に、読書だけで世界を広げるのは少し難しいのです。自称読書家が内へ内へと入ってしまうのは、自分の中の世界しか広がらないからかもしれません(以前の私がそうでしたので)。

世界が縦に広がると、今までと違った視点で世界を捉えることができます。単純に言うならば、高いところに上った方が、より遠くを見渡せるイメージです。

だからこそ、読書家は少しでも人に会う必要があるのです。ライフネット生命保険創業者の出口治明さんの「本物の教養」幻冬舎 (2015) においても、「教養を身に付けるためには、①読書 ②人に会う ③旅行」と仰っております。

つまり、世界は縦横無尽に広がります。横の広がりに加えて、縦の広がりがあれば、より遠くを、今までとは違う視点で見ることができます。もしかしたら、隠れていたものが上から見えるかもしれません。

一冊でも多く本を読み、そして人に会うのが大事なのです。是非みんなで世界を広げていきましょう。それではまた次回!

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