見出し画像

晴耕雨読

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

雨の日はどこか頭が痛く感じるという人が多いらしい。天気痛というものらしいが、自分は今までそういう感覚になった記憶がない。

窓に当たる雨を眺めながらコーヒーを飲んだり、雨の音に耳を傾ける。靴下が濡れるまでは、むしろテンションが高い質である。

晴耕雨読せいこううどく」という四字熟語がある。晴れた日には畑を耕し、雨の日は家で読書するという言葉だが、転じて俗事に惑わされない、満ち足りた生活や境遇という意味がある。

そのような生活は憧れるけれども、今の御時世、雨が降ったからとて仕事が休みになるわけじゃない。むしろテレワークで仕事が出来る昨今、むしろそのような生活は難しくなっている気がする。

「耕」は体を動かして汗を流す喜び、「読」は、頭を働かせる楽しみ。古くは文人が理想とした生活だが、昔も今も、健康と経済的なゆとりがなければ実現できないだろう。

大修館書店「明鏡 ことわざ成句使い方辞典」より抜粋

因みに、オーレックス和英辞典だと「晴耕雨読」を "leading a relaxed life working in the fields on clear days and reading on rainy days" と訳している。晴れた日に働き、雨の日は本を読む日々は "leading a relaxed life" なのだ。

少なくとも、仕事の時間はしっかり働いて、余暇はゆっくりと本を読んで休むことで、ゆとりを持つことはできるだろう。

そのどちらかにバランスが崩れることが、ゆとりのない状態なのかもしれない。メンタルが落ち込んでいる時は、本を読むのも億劫になる。

だからこそ、そういうメリハリが生きる上で必要なんだと思う。

まぁ将来的に晴耕雨読を望むのならば、今からしっかり経済的な基盤なりを積み上げていく必要があるんだけれどもね。やれやれ。それではまた次回!

この記事が参加している募集

雨の日をたのしく

今日もお読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、東京読書倶楽部の運営費に使わせていただきます。