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フットボールの無い土曜日

タイトルは本文とは関係なくて
自分がよく聴いていた曲から取りました

シーズン前の暇なサポが
何かしたくなって
大声で叫びたくなって
わちゃわちゃするだけの
陽気な歌です

私も基本的には
こんなサポーターという遺伝子を持つ
人種のひとりです


色んなご縁があって(めちゃくちゃ長いので前日譚に)

NAGAREYAMA F.C. の
ファン・パートナーに入会した

入会特典の ユニフォームは
初年度番号はカスタム出来なかったけれども
(今は自由に選べますのでご安心を)

1人の選手にサインを入れて貰えるそうで
平久 将土 選手 を選んだ

一期一会
偶然と偶然がたぶん重なった

ボールを蹴る時のフォームとか
ファーストタッチとか
試合中の視線とか

なにぶんサッカー経験ゼロの素人で
ちゃんとこの選手の事や
プレーのことを
分かってる訳ではなく
的外れなことばっかり考えてるんだと思う

だからこの選手に関して
ここを見てください!って
ちゃんと言ってあげられなくて

でも こんなに
応援したいと思えて
もっと見たいと思えて
大好きになった選手が

いつの間にか現れていた

ポッカリ空いた穴は
たぶんもう無い


来年もまた選手でいて欲しいと願った

その希(こいねが)う想いは今年叶った

嬉しかった
喜んだのと同時に
やっぱり胸は痛んだ

嬉しかったのに
本当はこんな事は
思っていても
言ってはいけないのだろうけれど

 •━━━━━━••━━━━━━•

ただ もちろんこれは
全選手に対して思うことだけれども

基本的に社会人サッカーは
活躍に見合うだけの報酬は発生しないし
選手の向上心や意欲によって成り立つ

もちろんそこに着手しているクラブも
一部あるけれども
そのためには莫大な資金が必要であり
そこは当然パイの取り合い

有名人や企業が
続々とその競合としてやってくる

そして
興行収入という意味では
サポーターが増えようとも
利益は産めない

利益をそこから産むには
クラブとしても
ある程度の投資が必要となってしまうので
小さなクラブにとっては着手し難いのが現実

たぶん
上手くそこに付加価値をつけたクラブが
飛躍的に成長したりもするんだけれど

なので
これは完全に個人の見解だけど
社会人サッカーを取り巻く諸々の件で
サポーターが何も知らされないのは
単純に優先順位の問題
ではないかと思っている

ただ一般的な目線で考えると
そこを露骨にしてしまうのは

事情はどうあれ

イメージは悪いし
愛がないと思うし
ダサいなと思うけれど

自戒を込めて
正直に言うならば

社会人サッカーのサポーターは
きっと自分たちが思っている以上に
その優先順位は 本来低い

私たちは 自分たちの価値を
見誤っては
いけないと思っている
(あくまで私個人の考えなので異論は認めます)

だからこそ
応援にありがとうと言ってくれたり
サポーターを大切に思ってくれたり

そんな対応こそ〝当たり前ではない〟
そう思って感謝しているし
リスペクトしています

選手もクラブも

 •━━━━━━••━━━━━━•

胸が痛んだのは
多くの犠牲を
全部この人が抱えている

本当は分かっていた

何より同じく子を持つ親として
ご家族との尊い時間を
使ってくれていることは

とても刺さった

もちろん
しなくて良い筈の

痛い思いも
苦しみや葛藤も

全部引き受けてくれている

それでも

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